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「せっかく神様が応援してくれていたのに」ドイツ・ブンデスリーガ第4節 シャルケ-フランクフルト

昨晩はミラン対ユベントスや、マインツ対ドルトムントのシンジダービーとか注目の試合があったのだが、時間的に生観戦は無理だったので早目の時間に行われたシャルケ対フランクフルトの試合を見た。

シャルケの内田は欠場し、フランクフルトの乾と長谷部は揃って出場していたのでフランクフルトのほうを応援していたんだけど(笑)、アウェイのフランクフルトが2点のリードを作りながらも同点にされてしまい、おまけに相手が途中で9人になるという神様の大贔屓があったのに結局ドローと、フランクフルトにとっても非常にもったいない試合になってしまった。

フランクフルトは試合のテロップではセフェロビッチが1トップでマイヤーがトップ下の4-2-3-1だったのだが、実際はマイヤーが1トップで2列目にセフェロビッチ、長谷部、イグニョフスキ、乾が並び、メドイェビッチがアンカーの4-1-4-1という布陣、しかも両サイドのセフェロビッチと乾は守備時にはSBの位置まで下がるという、時には6バックの状態になるような超守備的布陣。

ところがこの作戦が前半は見事に当たり、14分にセットプレイからボアテングがクリアしたボールがオウンゴールになりそうなところをGKフェアマンが掻きだしたものの、マイヤーに角度のないところから決められ先制、24にはSBのルスが右サイドから強引な突破からアウトサイドにかかるゴラッソを決めて2点目。

しかし前半終了間際、守備で奮闘していたメドイェビッチがクロスに対してスライディングしながら手に当ててしまいPK、チュポ・モティングがまさかのクッキアイオを決めて1点差。そして後半5分には右からのクロスが飛び込んできたドラクスラーにドンピシャで合って同点に。

勢いからしてこのままシャルケが逆転するかと思われたのだが、後半16分にボアテングが2枚目のイエローで退場すると、26分には相手のタックルで倒されたドラクスラーが後ろから蹴り返して報復行為の一発レッド。これでシャルケは9人に。

しかしフランクフルトもここから攻めあぐみ、たまに乾がドリブルでファールを誘ってFKの場面があったりするものの攻めきれず、逆にカウンターを受ける事も多くて2人も多いのに押し込みきれず、結局そのままスコアは動かず2-2で試合終了。

乾は9人になるまではほとんど守備の人で、そこからボールは持てたが相手のスペース潰しに苦しんで目立つ場面は少なくやや残念な出来。サイドだと出来るプレイの範囲が狭いのでトップ下で使って欲しかった。逆に長谷部はトップ下的ポジションだったのだが、相手の中盤をチェックで追い回す仕事がほとんどとこちらもいまいち目立てず。まーいろんな意味でスッキリ出来ない試合だったね。

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