旧閑ガゼッタ

「サラーのために一体となったエジプト、本命ウルグアイをあと一歩まで追い詰める」ロシア・ワールドカップ グループA エジプト-ウルグアイ

前日に開幕戦を戦った、ロシアとサウジと同じグループA、今日は残りのエジプト対ウルグアイの試合。

エジプトはまだ怪我が癒えていないサラーがベンチスタートの4-2-3-1、ウルグアイはカバーニとスアレスの強力2トップに、CBはゴディン、ヒメネスのアトレティココンビを並べた4-4-2というフォーメーション。

どちらも3ラインのブロックを作って素早く攻めるチームだが、エジプトのほうはラインが低めで、ウルグアイは比較的中盤で余裕を持ってプレイできている。

エジプトはDF4人がほとんど上がらず、自陣深くではサイドはSHに任せて4人がPA内に集まって守備を固めるものの、中盤は比較的しっかりウルグアイの選手を追うので必ずスペースが空く。そこをウルグアイが利用してチャンスを作り始める。

13分、右サイドをワンツーで突破、折返しをスアレスがシュートも枠外。22分、カバーニの強烈な左足から獲得したCKでスアレスが至近距離で合わすもわずかに右へ外れる。

しかしウルグアイはサイドを支配しながらも、2トップが集中的にマークされて縦にボールが入らず、ラストプレイは単調なクロスが多くて結局跳ね返されてしまう。37分には攻撃陣の拙攻に業を煮やしたのか、CBのゴディンがドリブルで持ち上がるもアラスカエタがトラップミスでシュートまで行けず。

後半、いきなりウルグアイが決定機。前線で胸トラップしたカバーニのパスにスアレスが抜け出しシュートも、エジプトGKエルシェナウィが体をぶつけてセーブ。さらにエジプトはボランチのハメドが怪我で退場するが、やはり前半同様にするウルグアイの攻撃が沈滞してしまう。

むしろエジプトのほうが攻撃時に思い切って人数をかけるようになり、26分に強烈なミドルもGKがムスレラがセーブ。その直後にはスアレスがPA内で抜け出しドリブル、これもエルシェナウィがシュートに行くまでに手で防ぐ。さらに37分、スアレスのヘッドからカバーニの強烈なボレーもファインセーブ。

後半41分、スアレスとのコンビネーションからカバーニが倒されPAすぐ外からFK、しかしこれもゴールポストに跳ね返り、これはウルグアイにとことん運が無いかと思ったら、直後のCKからヒメネスがコースにヘディングを決めてようやくウルグアイが先制する。

ロスタイムはエジプトが捨て身のクロス攻撃を浴びせるが、ウルグアイが何とか跳ね返して試合終了。ウルグアイが最後まで苦しみながらも勝ち点3をゲット。ウルグアイは次節がサウジ戦なので、これでほぼ予グループリーグ突破というところか。

負けたとはいえ、エジプトの守備の集中力は素晴らしく、守備に人数をかけながらも精力的なカウンターを見せ、ウルグアイに勝ってもおかしくない内容だった。何よりサラーが抜けた穴を全員でカバーしようとする気持ちが感じられて、見ていて気持ちの良い試合だった。次はロシア戦なので、勝てばまだ十分可能性はある。サラーが復帰するまで何とか頑張って欲しいね。