サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

日曜日はDAZNでツール・ド・フランドルのLIVE!

サッカーについては、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグ以外はほぼDAZNに放送が集約化されている状況ですが、自転車レースについては未だにDAZNとスカパーの分裂状態が続いております。

最大のドル箱であるツール・ド・フランスはスカパーがまだ死守しておりますが、同じステージレースのジロ・デ・イタリアなどはDAZNになっており、自転車レースがオンデマンドになるとビデオのように飛ばし見がしづらいので、サッカーよりも長時間放送になる自転車レースをフルで見るのは勤め人にとっては厳しく、非常に困った状況になっております。

と言うわけで昨日の日曜日は、欧州で最も格の高いクラシックレースと呼ばれる「ロンド・ファン・フラーンデレン」、いわゆるツール・ド・フランドルがあったので、録画で見るのは諦めてDAZNのライブで見る事にしました。

スタート地点のアントワープは雨模様で、レースは序盤から濡れた路面で逃げのアタックが繰り返されるハイペースで、これはトラブル続出のレースになるかと思われたのですが、残り80kmぐらいから天気が晴れて路面も乾き、選手にとっては嬉しいでしょうが、見ている方としてはちょっと拍子抜け(笑)。

昨年から復活した名物のカペルミュールは、全部で18ある登りの8番目で残り75km地点。その次のコッペンベルクでも渋滞で自転車を下りた選手はいたものの、まだ大きくレースは動かなかったですが、残り37km地点のターイエンベルクでヴァンアーベルマートがアタック、これで集団が絞り込まれて本格的な勝負がスタート、30km地点のクルイスベルクでミラノ=サンレモで優勝したニバリがスパート、テルプストラが反応して2人のアタックが決まりました。

テルプストラは27km地点でニバリを置き去りにして単独で逃げを敢行、これはちょっと無謀かなと思いきや、前にいた3人の逃げ集団をあっという間に抜き去る快調なペース。逆にサガン、ジルベール、ヴァンアーベルマートら後続の有力選手を抱えた集団のペースが上がらず、しびれを切らしたサガンが単独で追走を開始するも、後続に追いつかれてまた振り出しに。

後続はラスト10km地点になってようやく必死に追撃を始めるも時既に遅し。結局27kmをタイムトライアル状態で走りきったテルプストラが見事な勝利、12秒差で追走のペデルセン、17秒差で集団の中からジルベールが3位に入りました。

テルプストラは2014年のパリ~ルーベ以来の勝利になったわけですが、やはり優勝候補のジルベールがチームメイトであるテルプストラの逃げをアシストして集団のペースをかき乱した効果は極めて大きく、今期の春レースを狩りまくっているクイックステップチームの強さばかりが目立つレースでしたね。次週はそのパリ~ルーベですが、今度はジルベールが満を持して狙いに来るのでしょうか。

パリ~ルーベはスカパーのJSPORTSですが、ツール・ド・フランドルはDAZNの録画でも見られますので、サッカーファンも一度見て欲しいところですな!

モバイルバージョンを終了