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実に楽しみな、マガト監督とJリーグの”マリアージュ”

これから誰も知らないJリーグチャンピオンシップ決勝が行われるわけですが、それよりも昨日の夜にTwitter上で突然流れて来た、サガン鳥栖にあのフェリックス・マガト監督が就任するというニュース。

その時点ではまだ噂の段階ではあったのですが、しばらくしてお膝元メディアである佐賀新聞のサイトで、鳥栖の竹原社長が最終交渉段階にあると発言した記事が出たことで確定的隣、TLや掲示板などでは阿鼻叫喚の光景が繰り広げられております。

マガトといえば言わずと知れた「鬼軍曹」で、二部練・三部練は当たり前、ランニングは失神者が出るハードさ、それも午後に遊ぶ予定を入れさせないため予定の連絡は午前の練習後、炭酸飲料禁止、戦術を無視した選手には高額の罰金&チームから無期限追放など、今時国見高校でもやらないような規律でチームを締め上げる監督として有名です。

鳥栖はゴリゴリの戦術サッカーとハードな練習に耐えかねてユン・ジョンファン監督を切ったはずだったのに、それに三重ぐらいに輪をかけて強烈なマガトを招聘するとは、どれだけ佐賀県民はマゾなのかと震撼しましたよ(笑)。

という冗談(?)はさておき真面目なところ、個人&チーム戦術的に未熟な選手が多く、運動量を売りにしたチームは健闘しても優勝できない日本の特殊な気候で、果たしてマガトの軍隊サッカーがどういう結果を出すのかは全く予想しがたいのですが、個人的には意外としっくり来るんじゃないかと思ったりしてます。

だいたいマガトの理不尽な命令の数々は、規律や戦術を無視する選手に対して行われているものであり、それらが既に民族性として備わっている日本人にとっては比較的耐性があると言うか、あえて無理に厳しくしなくてもマガトが欲するサッカーがやれるんじゃないかと思います。事実、マガトから逃げ出した選手は多いですが、日本人選手については長谷部も内田も大久保も何だかんだで試練をくぐり抜けてますからね。ま、さすがに進んで身を捧げたりはしないでしょうが(笑)。

なので、意外と鬼軍曹じゃなくて明るいムードの監督になるんじゃないかと期待してしまうんですがねえ・・・何より、オシム時代の千葉でさえ困難だった、年間を通じて毎試合90分ハイプレスを続けられるチームが果たしてJリーグで実現するのかどうか、ある意味フォルラン以上に楽しみですなあ。<他人事

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