旧閑ガゼッタ

「クロップのリバプール、ドルトムントへの道はまだ半ば」ヨーロッパリーグ グループB リバプール-ボルドー

昨日はドルトムントのヨーロッパリーグを見ようかと思ったんだけど、香川は欠場でクラスノダールに負けてしまったのでイマイチ見る気が起こらず、リバプール対ボルドーの試合を見てみた。

ボルドーはここまでグループリーグ未勝利でリーグでも低迷中で、ホームのリバプールが勝てばグループリーグ突破が決まるというぬるい条件の試合だったが、思わぬ苦戦を強いられる形になってしまった。

リバプールはマンCに勝った前節では1トップだったフィルミーニョがトップ下になり、1トップにはベンテケが入った4-2-3-1。対するボルドーは4-1-4-1のようなフォーメーション。

試合は序盤からリバプールがボールを保持する形で始まる。リバプールの攻撃は、サイドチェンジでSHが高めの位置でボールを受けると、すぐSBがオーバーラップし、ベンテケとフィルミーニョがDFラインの位置まで上がって3つのパスコースを作るのが特徴的で、そういう所はかつてのドルトムントを髣髴とさせる。

が、パターンらしきものはそれぐらいで、フィルミーニョは運動量が少なくてバイタルでフリーになる動きが少なく、他の中盤もトライアングルを作ってパスコースを作ろうとはするのだが、ミスが多くてなかなかパスが連続して繋がらない。

守備も、高い位置から各ポジションの選手がボールホルダーを追い回すゲーゲンプレッシングをやろうとしているのだが、プレスのタイミングが遅かったり一発で飛び込みすぎて交わされたりで、結局は自陣まで戻ってからやっとこさボールを奪うパターンが多い。

ボルドーもあまり内容はパッとせず、攻撃はツータッチ以上のパスが多くてコンビネーションが無く、中央でのドリブルや無理なワンツーを狙って自爆を繰り返す。守備もゾーンを組むのだがDFラインの反応が遅くて何度も裏を取られるが、リバプールのシュートミスに救われる。

しかし先制点を決めたのはボルドー。前半33分にリバプールGKミニョレが自陣PA内で22秒もボールを持ってしまって間接FKを取られ、セヴェが鮮やかにゴール右上にシュートを決める。

しかしその直後にベンテケがPA内で抱え込まれてPKをゲット、これをミルナーが豪快に蹴り込んで同点。これでリバプールは息を吹き返した。そして前半終了間際に、右サイドの突破から低いクロスをベンテケがワントラップからGKの手を弾く強烈なシュートを決めてリバプールが逆転。

後半になると、リバプールはゲーゲンプレスをやめて自陣に堅く守りを築くようになり、細かいパスサッカーが出来ないボルドーは攻撃が手詰まり状態になる。そうなるとリバプールにカウンターのチャンスも増えるのだが、ドルトムントのように中盤から前線まで何人も上がって来るような事はなく、結局最後まで攻め切れない。

リバプールは後半だけだとシュートがたった3本という渋さで試合が死んだまま45分が過ぎ、スコアは2-1のまま動かず試合終了。裏の試合でシオンが負けたために、リバプールがグループリーグの首位に立った。

ドルトムントがクラスノダールとの当該成績がアウェイゴールで負けているのでグループリーグ2位の可能性が高くなり、リバプールが1位で終わると決勝トーナメントでいきなり対戦があるかもしれない。もしそうなったら盛り上がるだろうなあ。