「やはり原口とロニーの2枚看板がいないと相当厳しい」ドイツ・ブンデスリーガ第2節 レヴァークーゼン-ヘルタ・ベルリン

肩の怪我で戦列を離れた原口に加え、エースのロニーまでも怪我で欠場してしまったヘルタ・ベルリン。開幕のドルトムント戦も含めて公式戦4連勝と絶好調のレヴァークーゼン相手に2度勝ち越し点を挙げるものの踏ん張りきれず、最後は4点をぶち込まれての力負けを喫してしまった。

ヘルタのルフカイ監督がレヴァークーゼン相手に取った策は、何と5-4-1の5バックという守備的布陣。しかもオランダ式にポストプレイに対してガッツリCBが当たるのではなく、レヴァークーゼンの3トップにそれぞれマークを当てて、その間のスペースを2人がカバーし、中盤は細貝を含めた4人がカバーするという相当受け身な形。

しかも、当然ながらヘルタがボールを持った時には前線にシーバー1人しかおらず、ボールを奪ってシーバーに入れても当然ながら2人のCBが余裕で対処、原口のようにドリブルで前に運べる選手もいないので、偶発的にボールが味方の前に転がってくれるしか攻撃面での期待が無い状態。

それでも24分にたまたま上手く中盤でボールをカットするとスルーパスで右サイドを突破、クロスがレヴァークーゼンのイェドヴァイのクリアミスを誘ってラッキーなOGでヘルタが先制する。

が、残念なことにヘルタはせっかくのリードを我慢できない。後半5分にカウンターから右サイドを抜けだしたイェドヴァイに振り切られてヘルタのファン・デン・ベルクがすっ転び、OGを帳消しにする同点ゴールを決められると、60分に細貝から左サイドとつなぎ、GKがクロスを弾いたボールをシーバーが押し込んでのリードを、またわずか2分後にFKのマークミスによるイージーなヘディング追いつかれてしまう。で、そこから守備が押し上げ出来ずに集中力も切れてあっという間に4失点。いくら戦術で策を講じても個人が踏ん張れなければ無意味である。

まあとにかくこの試合は左ウイングで先発したベララビにやられ過ぎた。3点目はヘルタの選手が4人で囲みながらもあっさり抜かれてシュートがクロスバーに当たった跳ね返りを押し込まれたものだし、4点目は左サイドのクロスをゴラッソなボレーで流し込む大活躍。ドイツとモロッコとの二重国籍でまだ進路は決定してないみたいだが、今後間違いなくドイツ代表へと待望される逸材である。

細貝は、守備ではしつこく追いまわって時にはプロフェッショナルファールで相手の勢いを止め、攻撃ではつなぎ役としてあちこちに顔を出して孤軍奮闘していたが、さすがに最後は疲れて3点目を決められた直後の76分で交代。自分のやれる事はやったという感じかな。次は代表で頑張れ。