Jユース・高校選手権

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「ゾーン・ディフェンスのチームが勝ち上がるのは嬉しい事」高校サッカー選手権 3回戦 神戸弘陵-国学院久我山

年末年始は相変わらず忙しく、一時的にハードディスクレコーダーの調子が悪くなったのもあって、なかなか高校選手権まで手を出せていなかったんだけど、ようやく3回戦にして今大会初めてのテレビ観戦。 で、ちょっと驚いたのが国学院久我山の戦術が、相当に訓練された正統派のゾーン・ディフェンスをやっていた事。ラインの上げ下げのメリハリや、守備から攻撃への切り替えスピードはやや物足りないが、スカルトゥーラ&ディアゴ […]

「まさしく個の力と組織の力の対決になってしまった」Jユースカップ決勝 名古屋グランパスU18-浦和レッズユース

Jリーグユースチーム国内最高峰を決める大会ではあるが、プレミアリーグWESTではあるがプリンスリーグ降格圏の最下位に沈んでいる名古屋と、プリンスリーグ関東の7位に留まっている浦和という伏兵同士の対決になった決勝戦。 フォーメーションはどちらのチームも4-4-2になっているのを見ても、戦術としてはゾーン・ディフェンスを採用しているわけだが、戦術の完成度としては明らかに名古屋のほうが上だった。浦和の方 […]

「この世代をハリルホジッチが率いるとどうなるのだろう」日本クラブユースサッカー選手権 決勝 横浜Fマリノスユース-大宮アルディージャU-18

東アジアカップでの、まるでゾーン・ディフェンスとしての統率が出来ていない戦術を見て、やはり頭が硬くなってしまった大人に頑張って指導しても代表合宿の期間中に浸透させるのは難しいのだと痛感させられるわけだが、では今の若年層はどうなのかと思い、録画してあった日本クラブユースサッカー選手権の決勝を見てみた。 で結論から言うと、両チームともにゾーン・ディフェンスをベースとした戦術を採用していた・・・のはいい […]

「単なる脳筋では無かった森山監督の変幻自在」インターナショナルドリームカップ2015 日本-フランス

日本で開催されるU-16世代の国際カップ戦「インターナショナルドリームカップ」は、日本が初戦のコスタリカ戦で大勝すると、次のチリ戦、そして最終戦のフランスにも勝利し、見事に第1回大会を優勝で終えた。 フランスとの試合は、さすがに格上だけあって内容は非常に苦戦した。日本はフィジカルもリーチもあるフランスのプレッシャーに慌ててしまい、ボールをキープし切れず逃げのパスをしたらどんどん追い込まれてバックパ […]

「真価が分かるのはこれからだけど、やはり森山監督は一味違う」インターナショナルドリームカップ2015 日本-コスタリカ

コパ・アメリカと女子W杯が決勝トーナメントに入って佳境を迎えているが、昨日はふと気分を変えたくなって、BSスカパーで中継していたU-16日本代表がコスタリカとチリ、フランスのU-16代表と日本で戦う「インターナショナルドリームカップ」の試合を見てみた。 日本は初戦のコスタリカ戦を7-0で圧勝するという幸先の良いスタートを切ったわけだが、日本選手全員が1999年生まれなのに対し、コスタリカ代表はほと […]

「ユース年代の守備は組織、個人両面での追求が必要」JFAプレミアカップ2015 京都サンガU-15-コンサドーレ札幌U-15

U-15世代の全国大会である、JFAプレミアカップの録画がスカパーであったので見てみた。 結果は、京都サンガU-15がコンサドーレ札幌U-15に対して6-0という圧勝で優勝を飾ったのだが、個人の能力としてはそれほど差は無く、かえって個人の打開力という点ではコンサドーレ札幌のほうが上回っているように思った。 それがここまで大きな点差になったのは、やはり守備組織の完成度。京都サンガのほうはスタンダード […]

「最後に勝負を決めたのは日本海の足腰」高校選手権 決勝 前橋育英-星稜

埼玉スタジアムに4万6千人も駆けつける大観衆の中で行われた高校サッカーの決勝は、その観客数に答える一進一退の攻防の末90分間では決着が付かず、15分ハーフの延長戦で2点を追加した星稜が石川県勢初となる優勝を飾った。 試合は序盤からどちらもロングボールを基本にリスクレスな戦いを選択するが、そこからの展開は対照的で、星稜はキープ力で勝る前線にボールを集めて中盤がセカンドボールを拾い、すぐさまサイドがオ […]

「東の横綱格同士の戦いは劇的な結末に」高校選手権 準決勝 流経大柏-前橋育英

流経大柏と前橋育英という関東勢同士の対戦となった高校選手権準決勝は、さすがに東の横綱格同士の対戦らしい非常に激しい攻防となった。 流経大柏のサッカーはまさしく大陸サッカーと呼ぶべき激しいプレッシングが特徴で、前半はロングボールやサイドからのアーリークロスで早く前線にボールを入れ、セカンドボールを拾って素早く攻め切る形を全面的に押し出して来た。 履正社相手にはゲーゲンプレッシングが上手く嵌った前橋育 […]

「短期決戦だからこそ戦術のベースが大事というブラジルでの教訓」高校選手権 準々決勝 履正社-星稜

準々決勝に進出したもう1つの関西勢である履正社高校は、石川県の星稜高校と対戦したものの0-1で敗戦し、京都橘高校と同じく今大会はベスト8での敗戦になってしまった。 3回戦で対戦した大分中津東との試合では、あえてポゼッションせず相手のDFラインの裏を狙う攻撃が当たって大勝した履正社は、この試合でも序盤は同じような戦術を行おうとしたものの、星稜はその狙いを読んでいたのか2列目がボールホルダーに高い位置 […]

「かつてのドルトムントを思い起こさせる前橋育英」高校選手権 準々決勝 前橋育英-京都橘

早いもので年が明けたと思ったら高校サッカーもいつの間にか準々決勝。フクダ電子アリーナで行われた前橋育英と京都橘の試合は、前回ベスト4の京都橘を前橋育英が4-0で大勝するという意外な結果に終わった。 京都橘の守備を見ておっと思ったのは、ユース世代では珍しくゾーン・ディフェンスが採用されていた事である。ゾーン・ディフェンスかどうかを判断するポイントは、ディフェンスラインがボールの位置によって細かく調整 […]

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