天皇杯

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「通算19冠の鹿島、年間シルバー3冠の川崎との埋めがたい差」天皇杯 決勝 鹿島アントラーズ-川崎フロンターレ

通算で18冠のタイトルを獲得し、今年のクラブW杯で準優勝という結果を出した鹿島と、今期はJリーグ年間2位をマークするも、未だタイトルを獲得できていない川崎フロンターレとの対戦になった、2017年元日の天皇杯決勝。 下馬評では、経験値で圧倒的に上回っている鹿島が有利と見られていたが、展開は非常に拮抗した見ごたえのある、日本一を決めるにふさわしい試合になった。 川崎のフォーメーションは3-4-3で、鹿 […]

「まるで試合に負けたかのように、鹿島の選手に笑顔が見られなかったその訳は・・・」天皇杯 準決勝 鹿島アントラーズ

両チームのシュート数が14対6、ボール支配率が6割対4割と、データの数値上は横浜Fマリノスが圧倒した天皇杯の準決勝だったが、試合を見た人にとっては鹿島アントラーズの強さばかりが印象に残ったのではないだろうか。 試合の前半は完全に横浜のペース。鹿島は伝統の4-4-2でゾーンをセットするのだが、SBの位置取りが不用意に高く、そのくせマークに行くのかゾーンを埋めるのか曖昧になっていて、横浜に裏のスペース […]

「試合展開はもちろん、戦術的な攻防にも見応えがあった好ゲーム」天皇杯 準々決勝 大宮アルディージャ-湘南ベルマーレ

事前情報としては大宮が湘南に勝った事ぐらいしか知らなくて、普通にJ1年間5位の大宮が、J2に降格した湘南と力の差を見せたのかと思いながら試合を見てみたのだが、一時は湘南が逆転するシーソーゲームになっていたとは、良い意味で期待を裏切られた試合だったかなと。 試合は序盤から湘南が積極的に高い位置からプレスを仕掛け、大宮の縦パスをことごとくカットして速い攻撃を仕掛けるのだが、ラストパスの精度が悪くて得点 […]

「リオ五輪メンバーが出来の明暗を分けてしまったFC東京」天皇杯 準々決勝 FC東京-川崎フロンターレ

昨日は我が家もクリスマスという事で、がっつりワインを飲んで酔っ払った状態での録画観戦だったので簡単に。 ぶっちゃけ、2-1という点差以上に川崎と東京で内容の差がある試合だったかなと。どちらもリーグ戦の終了から1ヶ月経ってからの試合で、コンディションやモチベーションの持って行き方が難しかったと思うが、東京はその準備に失敗したのかというぐらいに各選手の動きが鈍かった。 東京のフォーメーションは4-2- […]

「天野純がクリスマス・イブを祝う幻の2ゴール」天皇杯 準々決勝 横浜Fマリノス-ガンバ大阪

いつの間にか世間はクリスマス・イブで、天皇杯も準々決勝。その中で、青対決となった横浜Fマリノスとガンバ大阪の試合をテレビ観戦。 どちらもフォーメーションは4-2-3-1、そしてゾーン・ディフェンスを採用するチーム同士の対戦なので、展開としては拮抗したミラーゲームになった。 ただ若干異なるのは、ガンバのほうがゾーンからマンマークに入るタイミングが早く、基本的に1対1での対処になるので、徐々に齋藤学の […]

「Jリーグ勢に匹敵する強いホンダを打ち破った、リオ五輪組の活躍」天皇杯 4回戦 FC東京-HONDA FC

毎年、名だたるJリーグ勢を天皇杯で打ち破り、もはやジャイアント・キリングという言葉が意味をなさない存在になっているアマチュア最強クラブのHONDA FC。今回も中2日と厳しい試合間隔だったにも関わらず、FC東京相手にあと一歩まで追い詰める堂々たるサッカーを展開して見せた。 ホンダの強さは、やはり鉄壁の組織力。日本では、「上手い選手ほど組織から自由であるべき」という謎の不文律があるので、だいたい下位 […]

「新潟をジャイアントキリング寸前に追い詰めた”ゾーン・ディフェンス”の攻撃」天皇杯 2回戦 アルビレックス新潟-関西学院大学

J1の仙台、名古屋、甲府が敗退するアップセットが連発した今年の天皇杯2回戦。同じくJ1のアルビレックス新潟も、関西学院大学相手に延長戦までもつれ込み、10人になりながらもかろうじてラファエル・シルバの4得点で最後は何とか突き放した。 関学のフォーメーションは4-2-3-1で、守備時は4-4-2の3ラインでコンパクトに守るゾーン・ディフェンス。今やJリーグでもゾーン・ディフェンスを行うチームは珍しく […]

「ペトロヴィッチ監督のシルバーコレクターぶりには明らかな理由がある」天皇杯 決勝 ガンバ大阪-浦和レッズ

元日はいろいろ忙しくて1日遅れになってしまいましたが、皆様新年明けましておめでとうございます。 今年もマイペースでグダグダと試合の文句を書き連ねるつもりでおりますので、何卒よろしくお願い致します。 さて、2016年の新年を飾る天皇杯元日決勝は、ガンバ大阪がパトリックの2ゴールで浦和を突き放し、昨年に続いての天皇杯連覇を決めた。逆に、浦和はこの5年間で5度目の準優勝というシルバーコレクター記録を更新 […]

「復活の宇佐美、疲労困憊の青山がこの結果をもたらした」天皇杯 準決勝 ガンバ大阪-サンフレッチェ広島

天皇杯準決勝のもう1つのカード、ガンバ大阪対サンフレッチェ広島は、意外にも3-0という大差でガンバが決勝へと勝ち上がる結果になった。 まず広島にとって誤算だったのは、シーズン後半は完全に調子を落としていた宇佐美がここに来て突然復活してしまった事だろう。前半7分のゴールも、広島がいつものように5バックで人数がきっちり足りていた状態だったのに千葉の股を通してコースに決められたもので、GK林の反応が早け […]

「吉田監督が最後に見せた、なりふり構わず勝負に徹した姿」天皇杯 準決勝 浦和レッズ-柏レイソル

準々決勝から中2日という強行スケジュールで行われた天皇杯準決勝。決勝の会場でもある味の素スタジアムで行われた試合は、浦和が延長後半に李忠成のヘディングで決勝点を決めるという劇的な幕切れになった。 試合の戦術的なポイントになったのは、やはり柏が準々決勝で浦和と対戦した神戸と同様に5バックで来た事。柏の吉田監督と言えば、4-1-4-1のポゼッションサッカーを標榜して来たはずだったが、退任が決まって負け […]

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