アジア・チャンピオンズリーグ

4/6ページ

「笑顔無き、柏のベスト8進出」ACLベスト16第2レグ 柏レイソル-水原三星

ロスタイムの3分あまりが終了して柏がベスト8への勝ち抜きを決めた瞬間、この試合単体では負けたという事実もあるのだろうが、柏の選手にはほとんど笑顔が無くて一様にこわばった顔になっていたのが試合の厳しさを物語っていた。 柏の試合への入りはそれほど悪くなかった。ホームでの第1レグで2-3で負けている水原は、試合開始から当然のようにハイプレスをかけて来て、柏の4-3-3フォーメーションに対し、4バックには […]

「倉田の後半投入で一気に宇佐美と藤春の代表組が輝く」 ACLベスト16第1レグ FCソウル-ガンバ大阪

ガンバのACLベスト16の相手は、グループHの最終戦で鹿島を破って決勝トーナメントに進出したFCソウル。しかしガンバは後半ロスタイムに無駄な失点を喫してしまったものの、宇佐美の2ゴール、藤春の2アシストと代表組の活躍で3-1と快勝、前日の柏レイソルに続いてホームでの第2レグに向けて大きなアドバンテージを手にした。 ソウルのチェ・ヨンス監督が取ってきた作戦は明確なカウンター狙い。3-1-4-2という […]

「2年前は水原三星にPK4回、しかし今回は柏にPK1回」 ACLベスト16第1レグ 水原三星-柏レイソル

グループリーグでは浦和に対して2勝を挙げている水原三星が相手のアウェイ戦とあって、審判の判定も含めてかなりの苦戦が予想された柏であったが、2年前の対戦ではPKを4回も取られてしまった柏が、逆にPKをもらって3-2で先勝という意外な結果になった。 試合の立ち上がりは最悪だった。日本勢の悪い癖である、試合にフワッと入ってしまう現象がここでも見られ、試合開始わずか2分で左サイドからのクロスに対して人数は […]

「宇佐美頼りの○○サッカーと呼ばれないように」ACLグループF ガンバ大阪-城南FC

前節の浦和戦を見る限り、ガンバのACL最終戦は相当厳しい試合になるのではないかと思っていて、実際に流れはその通りになってしまったのだが、幸いにして城南も本調子とは思えず、何とか最後にひっくり返して勝利を決め、裏のブリーラム対広州富力でブリーラムが勝って3チームが勝ち点10で並んだために、3チーム間の当該成績で上回るガンバがグループ1位になる棚ぼたで通過を決める事になった。 しかし予想にも増して前半 […]

「3点差は危険なスコア・・・では困るだろうと」ACLグループE 柏レイソル-全北現代

ここまで日本勢としては唯一順調に勝ち点を伸ばし、首位の全北現代と同勝ち点差で2位に付けていた柏レイソルは、第5節に行われた全北現代との直接対決でも3-2で勝利し、グループリーグで同じ勝ち点ならば当該チーム同士の勝ち点差が優先されるレギュレーションにより、残り1試合を残してグループリーグの首位で勝ち抜きを決めた。 J1第6節の試合を見た限りでは、この戦い方ではACLの勝ち抜きは難しいのではないかと思 […]

「2試合連続の劇的ロスタイム勝利を支えたベテランの力」ACLグループH ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ-鹿島アントラーズ

この試合に負ければグループ敗退が決定、引き分けでもFCソウルの試合次第ではダメという背水の陣となった鹿島とWSWの試合は、前半にリードを許してしまう苦しい展開ながら、後半21分に土居のゴールで同点に追い付くと、後半ロスタイムに金崎のゴールで逆転し、自力突破の可能性を残す大きな勝ち点3となった。 確かに展開的には非常にドラマチックではあったのだが、単純に内容だけ見れば鹿島はもっと楽に試合を決めてしか […]

「鹿島がアジア最強クラスの広州恒大に勝てた要因」ACLグループH 鹿島アントラーズ-広州恒大

ここまで浦和と同様にグループリーグで勝ち点ゼロと絶体絶命のピンチに陥っていた鹿島アントラーズ。ホームとは言えグループ最強と目される広州恒大との試合は、後半に追いつかれながらもロスタイムに柴崎のFKから高崎が頭で決める劇的なゴールで息を吹き返す勝ち点3をゲットした。 これで今節のJリーグ勢は全て勝ち点をゲットする事となり、遅まきながら反撃体制が出来てきたわけだが、その要因としては開幕からある程度時間 […]

「日本人監督では”人治”サッカーになってしまう典型例」ACL グループF ブリーラム・ユナイテッド-ガンバ大阪

ACLのここまでの3試合でわずか勝ち点1しか挙げられず、グループリーグ敗退の崖っぷちに立っていたガンバ大阪。しかし首位のブリーラム・ユナイテッドのホームで2-1と奇跡的な逆転勝ちを収め、自力での決勝トーナメント進出の可能性を引き寄せた。 しかし試合の内容的には惨憺たるもので、正直言って相手に何度もあったビッグチャンスを東口がことごとくセーブしたり、至近距離から枠を外してくれたおかげであり、4対19 […]

柏と浦和の運命を分けたポイントこそが、ACL攻略の大きな鍵

昨日はACLグループリーグの第3節、柏対山東魯能、浦和対北京国安の試合がありまして、柏は山東に勝利してグループリーグ通算2勝1敗の勝ち点7と、決勝トーナメント進出に大きく前進しました。が、正反対に浦和は3連敗で勝ち点ゼロのまま。グループリーグ突破は2位がまだ勝ち点3なので可能性は残っていますが、3連勝しないと厳しい立場である事には変わりありません。 私は週末に参加するイベントの用事があったので、2 […]

ガンバとエヴァートンに見る”スピード”の差が、リオ五輪アジア予選にもたらす影響

昨日は帰宅してからの食事中に、ちょうどその時間帯にやっていたACL城南FC対ガンバの試合を見ておりました。 が、結果と内容は御存知の通り。何より落胆したのは、その前に見ていたドルトムントやフランクフルトの試合に比べて、あまりにも腰が引けているというかインテンシティのかけらもないスローモーなプレイの連続だった事でした。 城南は初戦でブリーラムに敗れていたように決して強くない相手であり、実際にガンバが […]

1 4 6