イタリア・セリエA

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「これぞイタリアサッカー」イタリア・セリエA第5節 ボローニャ-インテル

ガスペリーニ前監督が解任され、ラニエリ新体制となった初の試合。攻撃の中心であったスナイデルを怪我で欠いて不安の多い船出となったが、ラニエリの取った策はいかにもイタリアらしいものだった。 フォーメーションは4-4-2で、DFに長友、ルシオ、サムエル、キブという経験と守備力に長けた選手で固め、中盤は右SHのコウチーニョこそ若干ギャンブルな選択だが、反対サイドにはオビを置いてフィジカル面でカバーし、中は […]

「ノヴァーラでバラバラ」イタリア・セリエA第4節 ノヴァーラ-インテル

さて、森本が引導を渡す形でガスペリーニ監督の解任が決まってしまったこの試合。 アウェイとホームでの内容が天と地ほど違うってのは、イタリアのプロヴィンチアとしては普通の姿ではあるのだが、ノヴァーラも当然その例に漏れず、守備時には4-3-3のようにきっちりと3ラインを組んでコンパクトに守り、ボールを奪ったらサイドを中心に鋭い出足で攻め切るという、実にモダンなサッカーを展開していた。 それに対してインテ […]

「とりあえず体裁は保ったのだが」イタリア・セリエA第3節 インテル-ローマ

今日の早朝に、森本が所属するノヴァーラとインテルの試合が行われ、何とインテルが1-3で負けてしまうという惨事になり、ミラノ方面に監督解任台風上陸確実の様相を示しているわけだが、とりあえず先に0-0のスコアレスドローで終わったローマ戦のレポートを。 4バックにして臨んだCLのトラブゾンスポルに敗戦し、またも3-4-3へと戻してきたガスペリーニ監督だったが、この試合ではそれが比較的上手く機能しているよ […]

「点を取った森本の採点が悪い理由」イタリア・セリエA第3節 カリアリ-ノヴァーラ

2-1で敗戦したとは言え、ゴールを決めた森本が何でイタリア紙の採点が5という、かなり悪い方の部類だったのかが不思議だったのだが、実際に試合を見てみるとすぐにその理由が分かった(笑)。 とにかく前半は、森本は一度もボールを触っていないんじゃないかというぐらいの消えっぷりだったのだ。 ノヴァーラは1部の椅子を最も低い順位でゲットしたチームで、それなりに開幕前は補強に走ったとは言え、ちゃんとセリエA残留 […]

「3-4-3の完成はまだ遠い」イタリア・セリエA第2節 パレルモ-インテル(4-3)

第1節がストライキのために順延となり、ガスペリーニ監督下での新生インテルの船出はパレルモとのアウェイ戦となった。 インテルの布陣は、3バックがサネッティ、サムエル、ルシオ、中盤が長友、カンビアッソ、スタンコビッチ、ジョナタン、FWがフォルラン、ミリート、サラテという形で、スナイデルはベンチスタート。 序盤はホームのパレルモが激しいプレスでインテルを攻め立て、その後も試合はほとんどパレルモのペース。 […]

「センターバック長友デビュー?」コッパ・イタリア決勝 インテル-パレルモ(3-1)

結果だけならインテルの完勝でコッパ・イタリア連覇、無冠を免れて万々歳というところなのだが、実際には苦しんで苦しみぬいて何とかもぎ取った試合であった。 インテルは予想通りに長友が右、キブが左に入る4-3-1-2という形のスタメンでスタートしたが、パレルモは徹底して自陣のバイタルに入ってくるボールに対してファールを辞さずに厳しく当たる戦術が徹底されており、スナイデルなどは開始直後から何度も削られてイン […]

「長友2点目!」イタリア・セリエA第38節 インテル-カターニャ(3-1)

イベントの翌日でフラフラだけど、長友の今季2得点目が決まったので急ぎ更新。 この日はコッパ・イタリア決勝に配慮して、マイコンが出場せずに長友が右サイド、左SBにはキブが入るスタメンになったが、得点を決めた事はもちろん、一度右サイドでプレイした時の酷評を覆すような素晴らしい働きだった。 インテル自体のフォーメーションが、モッタを中盤の底に置いてスタンコビッチとサネッティを左右に並べ、ハルジャをトップ […]

「談合で大団円」イタリア・セリエA第37節 ナポリ-インテル(1-1)

前半は、スタメン未満状態のミリトやカルジャがそれなりに必死さを見せて締まった試合だったのに、前半終了間際にナポリが追いついた後、ハーフタイムで何かしらの取引があったのか、後半は互いにダラダラとパスを回しているだけの談合試合になってしまい、そのまま試合終了。 両者が引き分けに終わったのでインテルの2位が確定し、ナポリは来期チャンピオンズリーグへのストレートインが決まり、試合後のスタディオ・サンパウロ […]

「長友のほろ苦い凱旋」イタリア・セリエA第35節 チェゼーナ-インテル(1-2)

後半ロスタイムの間にパッツィーニが2点を決めて、インテルが劇的な逆転勝利を挙げた試合ではあったが、現地紙の評価が示すように長友にとってはちょいとほろ苦い凱旋試合になってしまった。 もっとも、それは長友のせいと言うよりはインテルのフォーメーションに原因があり、スナイデルとスタンコビッチがケガのために、本来ならFWか右の位置にいる事が多いパンデフが左のMFに入り、2トップもいつもは左にいることが多いエ […]

「10人でも11人分の仕事をする長友」イタリア・セリエA第34節 インテル-ラツィオ(2-1)

昨日は仙台の試合を見ようと思ったら、何故かHDRには4秒しか録画がされてなくて、じゃあシャルケの試合にしようと思ったら珍しく内田が温存されていて、慌ててインテルの試合に切り替えたので前半途中からのレポートでご勘弁を。 で、どうやら24分にジュリオ・セーザルがPA内で相手の足を払って退場してしまったようで、試合を見始めたときには既にインテルは10人に(笑)。 でも、こういう時こそ長友の出番かもなと思 […]

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