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2018年・日本サッカー10大ニュース(後編)

今朝から部屋の大掃除を始めて、少し一段落したので2018年の日本サッカー界10大ニュースの後編を行ってみます、

5位 日本代表、NMDの活躍で一気に世代交代

本田、遠藤、香川らがザックやハリルホジッチの指示を無視してまで固執した、ショートパスを繋ぎまくる「自分たちのサッカー」が何だったんだというぐらい、中島翔哉、南野、堂安の新御三家が繰り広げる、自らドリブルで仕掛けてシュートを打つスタイルが日本代表のサッカーになり、一気に世代交代が進んでしまった。

とは言え、単なる親善試合と、相手がピッチ外も含めた全ての手段を駆使して日本を迎え撃つアジアの真剣勝負は全く違うもの。来年早々のアジアカップでNMDの真価が問われる事になるだろう。

4位 鹿島アントラーズ、ACLで見事優勝を飾る

Jリーグではずっと強豪として安定した成績を出し続け、ACLに毎年のように出場するも、何故かベスト16で負けてしまう内弁慶ぶりであったが、今期は鈴木優磨や安部ら若手が台頭、ジーコが復帰してブラジル人選手が本気モードになった効果もあり、見事ACLで初優勝を飾った。が、過密日程のツケが回って怪我人が続出、クラブW杯では不完全燃焼の内容でベスト4に終わってしまった。

来期は昌子が抜ける事は確実、鈴木や安部も移籍は時間の問題なので、大型補強が待たれるところだ。

3位 ハリルホジッチが予選突破後に電撃解任

ロシアW杯でベスト16に進んだおかげですっかり過去の話題になってしまったが、小田嶋さんと同様、わたしゃ一生忘れまへんで。ハリルホジッチの脇の甘さもあっただろうが、技術委員会を飛び越えて会長の一存での決定など、JFAがいかに公益法人として正常に機能していないか、マネーと利権にまみれた組織であるかを白日の下に晒した醜態だった。

2位 あのイニエスタがヴィッセル神戸にやって来た

まだ十分現役でバルサの中心として働けるスーパースターが、まさかのヴィッセル神戸へ移籍。素朴な人柄でスター風を吹かすこと無くチームにもすんなりと馴染み、日本での生活も満喫中、ヴィッセルの動員は絶好調だが、肝心の成績は守備崩壊でかろうじて残留という体たらく。スペイン路線でリージョ監督を招聘、来年こそ三木谷社長がつぎ込んだ金に見合った成果が出せるかどうか。

1位 ロシアW杯で日本代表がベスト16に進出、ベルギーに惜敗

突然ハリルホジッチが解任され、後任が戦術丸投げの西野監督という事で相当に不安視されたロシア大会だったが、蓋を開けてみれば経験豊富な選手が集まっていたので自分たちの工夫でチームをまとめる事に成功。グループ初戦のコロンビア戦で、早々に相手が1人少なくなるラッキーもあってベスト16に進出、ベルギー相手に2点を奪うが急造チームゆえの応用力不足を露呈、戦術フェライニにあっさり破れ、延長戦寸前で見事なカウンターに沈んだ。

たまたまカンフル剤が効いて、いろんな幸運と偶然が重なった結果なのに、JFAがこれに味をしめそうで非常に恐ろしいのだが。

今年は、一応表面上は明るいニュースが多かった年でしたが、来年はさらに日本サッカー界が前進して行くことを期待します。JFAはこのまま進まないで欲しいけど。

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