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「マネの逆アシストで体裁を保った地獄のアンフィールド」UEFAチャンピオンズリーグ グループC リバプール-ナポリ

グループCの最終節は、3位のリバプールと首位のナポリの直接対決。リバプールは、勝てばグループリーグ突破の可能性が出て来るとあって、ホームのアンフィールドは、ユルネバでCLアンセムが聞こえないぐらいの大歓声。

リバプールはフィルミーノ、マネ、サラーという自慢の3トップを並べた4-3-3で、ナポリのフォーメーションは表記上は4-4-2だが、リバプールの3トップに対してDF3人がマンマークする実質3バックで対応する形。

8分にサイドチェンジからクロスに飛び込んだサラーがトラップ、これが流れてしまいナポリGKオスピナがしっかりキャッチ。ナポリもその直後にクロスの折返しをハムシクがシュート、クロスバーの上とジャブの応酬。

しかし試合のペースはリバプール。フィルミーノが中盤に下がってスペースを作り、そこにサラーとマネが飛び出し、SBのアーノルドとロバートソンも高い位置を取って攻撃参加する分厚い攻撃を繰り広げ、ナポリは自陣に押し込められる展開。22分にクロスにマネが合わせるもオフサイド。

それでも何とかのらりくらりと失点を免れていたナポリだったが、前半33分に右サイドでパスを受けたサラーがマークに付いていたマリオ・ルイを背負って振り切り、クリバリを細かいステップで置き去りにすると、角度の無いところから流し込み、個人の力だけでゴールをもぎ取ってしまう。

後半になってもリバプールの勢いは止まらず、5分にもリバプールは高い位置でボールを奪い、サラーがマリオ・ルイをハンドオフしながら決定的なシュートを放つも、ボールはゴール右側に外れてしまう。

そして後半25分を回ってやっとこさナポリがポゼッションする時間が作れるようになったと思ったら、カウンターからサラーが抜け出し、GKオスピナを交わしたところで足に引っかかってしまい、体勢を立て直してファーに浮かせたシュートを蹴るも、オスピナが何とか手を伸ばしてボールを弾く。

さらに32分にはカウンターからPA内で待ち構えていたマネがシュート、これもオスピナが足で防ぎ、1分後にはセットプレイの流れからファン・ダイクがフリーになるもボレーシュートは枠外。しかしナポリも直後にインシーニェからのグラウンダーをカジェホンが合わせるも上手くヒットせず。41分にはリバプールがサラーの抜け出しから折り返しをマネが合わせるも、これまた決まらない。

43分、インシーニェがPA内で胸トラップからシュートもバーの上、ロスタイムには右からのアーリークロスにスルッと抜け出したミリクがシュートも、リバプールGKアリソンが何とか体にぶつけ、この試合ナポリ最大のチャンスを防ぎ切る。そしてマネがまたまたGKとの1対1で外し、結局1-0のまま試合終了。

裏のPSG対レッドスターでPSGが勝利して首位通過、リバプールは勝ち点と当該成績、得失点差でナポリと並び、得点で上回ったリバプールがグループ2位、ナポリは3位で終了、リバプールが逆転で決勝トーナメント進出を決めた。

まあ結果こそ最小スコアでの勝利だったものの、リバプールのホームでの強さは圧倒的で、これは決勝トーナメントで対戦する相手チームにとっては相当な脅威になるなと。サラーがここに来て完全に復調、シュートを外しまくったマネに決定力が戻って来たら、かなりリバプールにも優勝の期待が持てそうである。

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