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「あまりにも潔すぎる長谷部の”見切り”、半年前にいったい何があったのだろうか?」ドイツ・ブンデスリーガ第12節 アウクスブルク-フランクフルト

昨日は2ヶ月に1度の恒例イベントがあり、酔いと疲れで半分寝ながらの観戦だったのでレポートは簡単に。

1つの引き分けを挟んで公式戦8連勝中と絶好調のフランクフルトは、アウェイでアウクスブルクとの対戦。長谷部はもちろん3バックのセンターで先発出場。アウクスブルクは4-1-4-1のフォーメーション。

まず試合わずか開始2分で、長谷部の縦パスを受けたハラーが相手DF裏へパスを流し、デ・グズマンがゴール左へ流し込んでフランクフルトが先制する。その後は長谷部が高いラインをキープしつつ、アウクスブルクが裏へのボールを送り込むとフランクフルトGKトラップが早いアプローチでシュートを許さない。

前半22分にはアウクスブルクがラインの裏を取ってゴールしたように見えたが、しっかり長谷部がコントロールしてオフサイドを取ってゴールならず。29分にはタッチライン際からのクロスをシュートも長谷部がブロック。さらに33分にはスローインからイェンセンが完全にフリーでシュートを合わせるも枠外。

後半からアウクスブルクは4-3-3にフォーメーションを変更するが、その甲斐もなく後半2分に左サイドギリギリでヨヴィッチが突破、折返しにハラーが合わせてフランクフルトが2点目を決めてしまう。

その後はアウクスブルクが何度かチャンスは作るものの、後半23分に相手のパスをカットしたフランクフルトがすぐさま前線にパス、ダ・コスタがアウクスブルクのGKと交錯したこぼれ球をレビッチが拾い、無人のゴールに流し込んで3点目。後半28分に長谷部のバックパスを拾われる危ないシーンも。

残り15分を切ったあたりからフランクフルトはプレスのペースを落とし、5バックにして守備固め。当然ながらアウクスブルクがボールを支配、後半45分にCKからのこぼれ球を叩き込まれて1点を返され、直後にはハラー、カイウビと互いに決定機はあったものの決められず、試合はそのまま1-3で試合終了。

数々の強豪を破って来た今期のフランクフルトだが、この試合は最近にしては珍しくラインの裏を取られる機会が多かった。普通、こういう場合はDFの選手は怖がってラインを下げがちになるのだが、長谷部は平然と高いラインを保ち、裏を取られても中を締めておけば何とかなるだろうと、完全に見切っているのが恐ろしいなと。

以前から確かに長谷部は整ってはいたけど、ロシアW杯後はさらに整い方のレベルが1段階アップしたように思う。いったい、大会中に何があって長谷部が変貌したのか、誰かインタビューで聞いてくれないだろうか(笑)。

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