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「南野が実質4ゴールのハットトリック、元アーセナルのベントナーも白旗状態?」UEFAヨーロッパリーグ グループB ローゼンボリ-ザルツブルク

南野がハットトリックを決めたとあれば、昨日はこの試合を見るしか無いでしょう、ヨーロッパリーグのローゼンボリ対ザルツブルク。

ここまでグループリーグ3戦全敗のローゼンボリはあのお騒がせ男ベントナーが2列目に入った4-2-3-1で、逆に3連勝と首位を快走するザルツブルグは、南野がトップ下に入った4-3-1-2のフォーメーション。

試合は序盤からザルツブルグの素早いプレスでホームのローゼンボリを圧倒、早速前半の5分にポッカリ空いたバイタルエリアで南野がボールを受けると、マークに来た選手をシュートフェイントで交わし、カバーに入ったが足を出す前にシュートを決めて先制点を決める。

その後もザルツブルグの一方的なペースは続く。ローゼンボリはベントナーはもちろん守備はしないし、DFラインは並んでいるだけでその前にはボランチが2人だけ。バイタルにぽっかりスペースが空いてザルツブルグが好き放題に侵入、11分には連続攻撃から最後は南野がフリーでシュートもバーの上。

このあたりからようやくローゼンボリは守備を修正、FWに対するマークがはっきりして簡単に基点を作らせないようになったが、中盤でのプレスは相変わらずザルツブルグが圧倒、ローゼンボリにシュートチャンスすら作らせない。すると前半19分、CBからのロングパスに抜け出した南野が左足インサイドでボレーシュートを流し込んで2点目。

前半30分、クロスからセダールンドがヘディングシュートもザルツブルグFKヴァルケがナイスセーブ、CKからのこぼれ球をシュートはオンゲネがライン上でクリアと、ローゼンボリにようやくチャンスが巡ってきたが、37分に右からのクロスにグルブランセンがダイレクトで合わせてザルツブルグが3点目。

さらに前半45分、南野がスルーしてから再びパスを受け、シュートはGKに阻まれたがこぼれ球を南野自身が押し込んで前半だけでハットトリック。そして前半は0-4で折り返して後半へ。

後半になると、前半だけで4点のリードを奪ったザルツブルグも流石に気持ちが緩んだのか中盤でのプレッシャーがゆるくなり、ローゼンボリがしっかりボールを回して攻めを組み立てる展開。そしてローゼンボリは後半7分にアデグベンロがまず1点を返す。

しかしローゼンボリの希望を砕いたのはやはり南野で、後半22分にバイタル中央でパスを受けた南野がシュートに持ち込もうとした場面で、相手のDF2人に止められてシュート出来ず、しかしボールは相手に当たってゴールマウスへ吸い込まれる。これでほぼ試合は決まってしまった。

ローゼンボリは後半16分にイェンセンが左サイドからのシュートを決めて2点目を決めるが反撃もそこまで。ザルツブルグがグループリーグ4連勝、勝ち点6のチームが2つあるので完全に突破が決まったわけではないが、ほぼ決勝トーナメント進出は確実になった。

南野は4点目こそオウンゴールになったがハットトリックでヨーロッパリーグ今節のベストイレブンに選出。申し分なしのMOMではあるが、ベントナーがあっさり白旗を上げていたように相手が弱すぎたので少し割り引く必要はあるかな。でも決めたゴール全てのシュートパターンが違うのは、ストライカーとして順調に成長していると思う。さらにヘディングも強くなって欲しいね。

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