サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

「早い時間に乾が交代させられたので心配はしていたのだが・・・」リーガ・エスパニョーラ第4節 バレンシア-ベティス

インターナショナルマッチウィーク明けのベティスは、ここまでまだ3戦して未勝利のバレンシアとアウェイで対戦。3-4-2-1で乾は左シャドーで先発、対するバレンシアは4-4-2のフォーメーション。

マッチアップ的に、ベティスは2シャドーがバレンシアの4-4ゾーンの間で受ける形が攻撃の肝になるのだが、乾はそこでボールを受けてファールをもらうなど、攻撃の形を作る上で貢献。15分にはバレンシアのコンドグビアがケガで退場、さらにベティスはやりやすくなる。

すると前半22分、DFラインを抜け出した乾にスルーパスが通り、GKを交わしたまでは良かったが、その後で体勢を整えるのに一瞬の時間がかかり、角度の無いところからシュートを打ったが相手にギリギリクリアされて得点ならず。

その後はバレンシアの中盤が攻守の動きで優位に立ち、ベティスは高い位置でボールを持っても早いタイミングで潰されてシュートまでもって行けない。なかなかプレイに関与出来ない1トップのサナブリアが37分にアフタータックルでイエローをもらってしまう。

自陣ニアゾーンのカバーに奔走させられていた乾は、おそらくキケ・セティエン監督から守備に下がりすぎないようにとの指示を受けたのだろうが、安定したトラップからターンしてファールをもらうと、前半ロスタイムには23マンディがヘディングもGKにセーブされる。

後半もバレンシアがボールをキープしてベティスがカウンターを狙う流れで、5分に乾がセンターサークルあたりでフリーで前を向くも、失点には繋がらなかったが相手にバックパスをしてしまうボーンヘッド。

9分、ベティス陣でのパスを奪うと、10がシュートもクロスバーで命拾い。その後、ベティスもカウンターから乾がスルーしてクロスもシュートまで持って行けず。そして後半17分に乾が下がってホアキン投入。

ホアキンは楔を受けても反転が出来ない。乾が下がってからはずっとバレンシアのペースなのだが、要所でファールの判定をもらって何とか立て直すベティス。後半35分にカウンターから久々にベティスはセルヒオ・レオンがシュートもGKにセーブされる。

バレンシアはドルトムントから戻ったバチュアイが入るが大きく戦況は変えられず、引き分け狙いで守備重視の戦術に切り替えたベティスの守備は崩せず。そして結局スコアレスドローで試合終了。

乾が決定機で決められず、後半の早い時間に交代したと聞いていたのだが、ベティスの中では唯一と言っていいぐらい間受けのプレイが出来ていたし、決定機も相手の守備が良かったし、プレイとしては十分機能していた。早く得点は欲しいけど心配するような出来じゃなくて一安心かな。

モバイルバージョンを終了