旧閑ガゼッタ

「乾の必殺スルーからの決勝点はアピールになったのだろうか?」リーガ・エスパニョーラ第3節 レアル・ベティス-セビージャ

スペインで最も熱いダービーと呼ばれる、セビージャとのアンダルシア・ダービーが早くも第3節で登場し、乾も先発メンバーに名を連ねた。

前節は3-4-2-1のシャドーというポジションだったが、今回は3-1-4-2の2トップ、左が乾で右がカナレスという並びで先発。対するセビージャは4-3-3のフォーメーション。

試合は、ベティスの3バックに対してセビージャが3トップを当ててビルドアップを阻害し、乾とカナレスにはCBの2枚がほぼマンマークの形で付くという狙いで来たため、ベティスがボールを保持するんだけどなかなかスムーズには攻撃を組み立てられず、乾がボールを触る機会も少ない立ち上がり。

それに業を煮やしたのか、前半8分に乾がボランチの位置まで下がってボールを受けると、股抜きフェイントで寄せて来た相手を抜き去りミドルシュート、しかしボールは大きく枠を外れてしまう。

前半20分ぐらいになるとセビージャも反撃、サラビア、ヘスス・ナバス、バネガが絡む右サイドの攻撃からベティス3バックの裏を取る場面が何度か続き、連続してシュートを打たれてしまう。

前半29分にカナレスがスルーパスに抜け出しゴールネットを揺らしたがオフサイドの判定。乾も41分に執拗なマークを続けていたメルカドに後ろからタックルを食らってイエローカード。ロスタイムにもPA内の密集からテージョがシュートも相手に当たる。

後半開始早々に、バネガのCKからファーサイドにフリーで飛び込んだメルカドに決定的なヘディングを打たれるが、わずかに外れてベティスは命拾い。9分には乾が上手くターンしてドリブル突破もわずかにボールが流れて奪われる。19分、乾がサイド深くまでカバーしてスライディング子かわされ、サラビアにえぐられてクロスからヘディングもGK正面。

しかし後半20分、ベティスGKロペスがボールをキャッチして前に出たところを、ロケメサが邪魔をしたという判定で2枚目のイエロー、当然ながら退場でセビージャは10人になってしまう。その直後に乾はW杯のようなカットインシュートを打ったが大きく外へ。25分にはフリーでパスを受けてからターン、ドリブルで加速したところをケアーに倒されイエローカード。

後半30分、ベティスはカルバーリョを下げてホアキンを投入、乾とホアキンがSH、サナブリアが1トップ、トップ下がカナレスになった4-4-2へとシフトする。するとその5分後、乾がスルーしたボールをマンディがクロス、そこに飛び込んだホアキンがヘディングを決めてベティスが先制点をゲット、全員総立ちで揺れるスタンド。

ロスタイムは最終的に8分で、その2分にサナブリアが流したボールをホアキンが拾い、乾がフリーで追い越したがパスは出てこずそのままホアキンがシュート、乾の得点チャンスはものにならず。そしてスコアは1-0で試合終了、ベティスがアンダルシア・ダービーで今シーズン初勝利を飾った。

乾は2トップでの先発になったが、やはり相手を背負ったプレイでは良さが生かせず消えてしまっていたが、SHになってからは良くボールに絡み、キレの良いターンやドリブルが光っていたので、シャドーやFWよりもワイドに開けるSHのほうがいいと思うのだが、3バックだとそういう役割はWBが担う事になるのでなかなか難しい。

この試合でも途中交代かなと思いきや最後までプレイしたので、監督の信頼は厚い事は間違いないが、ホアキンも戻って来たので前線の争いはより熾烈になる。しつこいようだが、とにかく得点という結果が欲しい。