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「W杯で活躍した選手がクラブでは貧乏くじ?」2018年夏の日本人選手、海外移籍のまとめ・前篇

先週末は恒例の伊勢志摩1泊旅行へ行っていたので、当然ながらサッカーの試合は見られず。なので、8月末で終了した欧州主要リーグへの日本人選手の移籍情報についてちょっとまとめてみる事にしました。書き始めるとちょっと長くなってしまったので、2度に分けます。

日本代表がロシアW杯で健闘した事によって、香川や柴崎、昌子らの移籍があるかと思ったのですが、意外と武藤や遠藤、植田といったサブの選手が移籍し、レギュラーだったメンバーはクラブへの合流が遅れたせいか、出場機会が減ってしまっているのが現実で、高校選手権などとは違って海外移籍の動きはショーウィンドウの裏で行われているという事を実感しますな。

 

ドイツ・ブンデスリーガ

浅野拓磨

アーセナルからシュツットガルトへのレンタル移籍が終了し、今期はハノーファーへまたレンタル。PSMでは好調だったようですが、リーグではレギュラー起用されるも結果を出せず。またいつもの浅野に戻ってしまいそうなのが残念。

原口元気

デュッセルドルフへのレンタル移籍が完了し、ヘルタには戻らずハノーファーへ浅野と共に移籍。W杯での出遅れでスタメンにはなれていないが、浅野と入れ変わりでレギュラー復帰しそうな様子ではある。

大迫勇也

2部に降格してしまったケルンからブレーメンへと個人残留。早速フランクフルト戦で得点を挙げるなど、今期の日本人選手では数少ない好調なスタート。ケルンと同様に便利屋扱いは変わらないけど、チームの成績は期待できそう。

久保裕也

W杯に選ばれず失意のオフシーズンとなり、ゲントでの開幕戦も好機を逸してサブ降格するなど運が無いなと思っていたら、突然ニュルンベルクへと移籍、一気にステップアップしたので驚いた。そして2戦連続で先発するなど監督からの信頼も厚い。テクニックは間違いなくチームでトップクラスなので、あとは結果が欲しい。

井手口洋介

昨シーズンはリーズからレオネサへレンタルされたものの、主に語学力の問題で全く出番なく、リーズでもあのビエルサ監督から戦力外通告を受け、2部のグロイター・フュルトへと再レンタル。英語が出来ないのに、何故スペインやドイツに送るのかクラブの方針が全く理解できない。ひとまずベンチ入りはしたようだけど、ドイツ語が出来るようになるとは思えないのだが・・・

奥川雅也

ザルツブルクに所属しながら、昨期はマッテルスブルク、今期は2部のホルシュタイン・キールへとレンタル移籍。井手口とは違って、語学よりもおそらくフィジカル面に課題があってのレンタルだろう。南野でさえレギュラーでは出られないほど、フィジカルと運動量が求められるザルツブルク恐るべしだが、ドイツ2部なら活躍すれば上に行けるチャンスは出て来るはずで、期待したい。

 

イングランド・プレミアリーグ

武藤嘉紀

マインツではずっとパサーに恵まれず孤軍奮闘でゴールを積み重ね、それでも代表では不遇だった運のない男がとうとう念願のプレミアリーグへ移籍。今はプレミアのフィジカルやスピードに苦しんでいるようだが、ポテンシャルはあるのできっと克服してくれるはず。

 

スペイン・リーガエスパニョーラ

乾貴士

春のうちにあっさりエイバルからベティスへのフリートランスファーが決まり、W杯での大活躍でエイバルは契約更新しておけば移籍金が取れたのにと地団駄を踏んでいるに違いない(笑)。ベティスでも早速レギュラーで起用され、チームに貢献できているようで何より。

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