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「ウルグアイの翼くんと岬くんの裏には、石崎くんの活躍があった」ロシア・ワールドカップ ベスト16 ウルグアイ-ポルトガル

グループAを3戦全勝、無失点で勝ち抜けたウルグアイと、3戦目でイランにかろうじて同点で終わり、何とか2位でグループリーグを通過したポルトガルとの対戦。

ウルグアイはもちろんスアレスとカバーニの2トップ、ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウドとゴンサロ・ゲデスの2トップを並べたどちらも4-4-2のフォーメーション。

互いにサイドを基点とした慎重なパス回しからボールを奪うと一気にカウンター、しかしDFが間一髪で阻止という居合斬りの達人同士を見ているような序盤だったが、先にゴールを取ったのはウルグアイ。

前半7分にカウンターからナンデスの縦パスをカバーニが大きなサイドチェンジ、左サイドでそれを受けたスアレスがカットインからピンポイントのクロスをカバーニが頭で突き刺す、まさにウルグアイの真骨頂とも言える形だった。

その後はウルグアイが自陣の低めの位置に強固な4-4ゾーンを組み、ポルトガルが何とかサイドからこじ開けようとするが、ゴディンとヒメネスを中心とする守備陣はきっちりマークを受け渡してポルトガルの選手を決してフリーにさせない。前半31分にゴール前で得たロナウドのFKも壁に当たるなど、ポルトガルはウルグアイの牙城を崩せないまま前半を折り返す。

ここまで完璧な守備を見せていたウルグアイだったが、後半10分のショートコーナーで一瞬集中力が切れてしまったのか、全員がゾーンで立っただけのボールウォッチャーになってぺぺを誰もマーク出来ず、フリーでヘディングを叩き込まれてポルトガルが同点に追いつく。

しかし後半16分、ポルトガルのCKからの流れでウルグアイGKムスレラからのフィードをベンタンクールが拾ってドリブルからカバーニに繋ぎ、カバーニが左45度からファーに巻く完璧な速攻を決めてウルグアイが2点目。

ポルトガルは右SHにクアレスマを投入し、ボールを集めて右サイドから打開を図ってリズムを作ると、後半25分に連続攻撃からムスレラが弾いたボールをベルナルド・シウバがフリーでシュートを放つも枠外へ。ここれカバーニが足を痛めて退場する。

クリロナもPA内に居てはボールが来ないので、サイドに流れてチャンクメイクを試みたりするのだが、後半45分に放ったシュートは大きく枠を外れ、ロスタイム4分にクアレスマが決定機を迎えるがシュートはGK正面、そして試合はそのまま2-1で試合終了。メッシに続き、クリスティアーノ・ロナウドもW杯優勝の夢が潰える事になった。

ウルグアイはスアレスとカバーニのコンビにスポットライトが当たり、確かに彼らのコンビネーションは凄まじいものがあるのだが、カンテのように中盤で絶え間なくチェックを繰り返す身長168cmのトレイラ、ビルドアップの基点となり展開パスも出せるナンデスが非常に効いている。ちょうど翼くんと岬くんの裏に石崎くんがいるようなものか。ただ、カバーニに比べると控えの能力は明らかに劣り、怪我が深刻であればベスト4はかなり難しくなってしまいそうだ。