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「注目の本田と宇佐美が復帰、中島翔哉が初選出も、欧州遠征は苦戦覚悟?」欧州遠征 対マリ代表・対ウクライナ代表戦 日本代表メンバー発表!

3/23と27に行われる、欧州遠征マリ戦・ウクライナ戦に出場する日本代表メンバーが発表になりました。

今回のポイントは、香川や吉田といった主力が怪我で不在、ハリルホジッチの信頼が厚かった井手口と浅野はベンチ暮らし、そして本田や宇佐美といったクラブでレギュラーを掴めず苦しんでいた選手が復活しつつある事で、本大会に向けてどういうビジョンを持ち、メンバーや戦術に反映させるかというところにあります。

GK
川島永嗣(メス)
東口順昭(ガンバ大阪)
中村航輔(柏レイソル)

DF
酒井宏樹(マルセイユ)
遠藤航(浦和レッズ)
車屋紳太郎(川崎フロンターレ)
槙野智章(浦和レッズ)
昌子源(鹿島アントラーズ)
植田直通(鹿島アントラーズ)
森重真人(FC東京)
長友佑都(ガラタサライ)
宇賀神友弥(浦和レッズ)

MF
長谷部誠(フランクフルト)
三竿健斗(鹿島アントラーズ)
山口蛍(セレッソ大阪)
大島僚太(川崎フロンターレ)
柴崎岳(ヘタフェ)
森岡亮太(アンデルレヒト)

FW
久保裕也(ゲント)
本田圭佑(パチューカ)
中島翔哉(ポルティモネンセ)
宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
原口元気(デュッセルドルフ)
大迫勇也(ケルン)
杉本健勇(セレッソ大阪)
小林悠(川崎フロンターレ)

やっぱ噂通り、浅野と井手口は落選しましたね。井手口については選択を誤ったと言われてますが、あの食いつくだけの守備ではどのみちW杯に出場しても、ブラジル大会の山口のように守備の穴を作る危険性が高かったので、ゾーン・ディフェンス先進国のスペインで基礎を叩き込む選択は悪くないと思います。サッカー選手にとってW杯が全てではないですからね。浅野も、どこかでプレイの幅を広げないと頭打ちは見えてますし。

そしてマスコミ的には本田の復帰が目玉という事になるんでしょうが、コンディションさえ整っていればまだまだ一線級なので驚きは無いです。あくまで彼の問題は、「自分たちのサッカー」というブラジル大会の価値観から決別できるかどうかなので。あとはどこのポジションで使われるか。個人的には最適解は1トップ、見てみたいのはインサイドハーフですかね。サイド起用は十分駒が揃っているので不必要だと思いますが・・・

意外だったのは、車屋と宇賀神、柴崎と森岡の選出。どちらかと言うと「軽い」選手なので、しっかり守ってカウンターという形が予測される本大会に向けてはどうなのかと思いますが、特に現在の代表はクロスの精度が物足りないので、ハリルホジッチ的にはまだ攻撃面での模索を続けたい思いがあるのかもしれません。

あと個人的な注目としては中島翔哉ですかね。乾が外れたのを見ても、ハリルホジッチ的には今回の遠征では中島を試してみる事にプライオリティを置いているのかもしれません。ポルティモネンセに移籍してからは試合を見ていないので、どれだけ成長しているのか私も自分の目で見てみたいですな。

そう考えると、まだまだこの遠征もあくまでメンバー選考に向けてのテストマッチ。仮想セネガル、ポーランドとして戦い、何が通用して何が通用しなかったのかを見極め、それをまた本大会までの材料にするのでしょう。CBの大黒柱である吉田が不在で、守備面で厳しい内容になるかもしれませんが、想定内と腹をくくる覚悟が必要そうです。

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