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「大迫アシストでケルン3連勝も、完全復活にはまだ課題」ドイツ・ブンデスリーガ第19節 ハンブルガーSV-ケルン

開幕から14試合未勝利という大不振で、現ドルトムントのシュテーガー監督を解任したケルン。その後はU-19監督だったルーテンベックが暫定監督として昇格、そこからもしばらくは勝てなかったが17節のヴォルフスブルク戦で初勝利を挙げると、次のボルシアMG戦でも連勝してようやく波に乗り始めた。

そのきっかけとなったのは、シュツットガルトから冬に獲得したテロッデの存在。昨シーズンは浅野と良くコンビを組んでいて、典型的な電柱タイプの割に決定力があって良い選手だなと思っていたら、今期は2得点と不振でシュツットガルトから放出された様子だが、この補強がケルンにはピッタリ合った。年末からの肺炎のため乗り遅れ、このハンブルガーSV戦で5試合ぶりの先発となった大迫にとっては、相棒役として名乗りを上げるためにも是が非でも結果が欲しいところ。

ケルンのフォーメーションは4-4-1-1で、酒井高徳と伊藤達哉がベンチのHSVは4-2-3-1。試合はいきなりHSVが2度のビッグチャンスを作ったが、ケルンも5分にテロッデが頭で流したボールから大迫が抜け出し、パパドプーロスにファールを受けた場面や、10分にはまたも大迫がDFライン裏へ飛び出したところにスルーパスが通り、GKと1対1になるがパパドプーロスのタックルでボールコントロールを失ってシュートを打てずと、大迫絡みでチャンスを作る。

相変わらずケルンはゲームを作れる選手がいないのだが、ハイボールの競り合いには必ずテロッデが勝つし、テロッデにマークが集中するので大迫がゾーンの間でボールを受けることが出来、そこにヨイッチやエズチャンが絡むなど、攻撃に1本の道筋があるため以前のようなストレスが無くなっていて、大迫もセカンドストライカーの仕事に集中できてプレイがやりやすそうに見える。

すると前半27分に、左からのCKにニアへ動いた大迫が頭でそらし、それをテロッデがきっちり押し込みケルンが先制。HSVは前半40分に右からのクロスをフリーのコスティッチが合わせるも、至近距離からのシュートをケルンGKホルンが鋭い反応で防ぎ、試合は0-1のまま後半へ突入。

後半はHSVが猛攻を仕掛け、両SBが上がった2バックのような状態でサイドとセカンドボールを支配、雨のようにケルンのゴールにクロスを浴びせるがケルンもひたすら中で跳ね返す。そんな中で大迫は数少ないカウンターの機会にしっかりボールを収めて基点を作り出していたのだが、後半19分に体調を考慮して交代。その直後にエズチャンからのサイドチェンジをヨイッチがワンタッチで浮き球パス、これをテロッデがダイレクトで流し込みケルンが2点目。

HSVは後半28分に伊藤達哉を投入するが、伊藤は一度左サイドからドリブルで切れ込む場面を作ったぐらいで、HSVは雑にボールを前に放り込むだけの攻撃に終始、最後は逆にピサロを投入したケルンが試合をコントロール、そのまま試合は0-2で終了した。

これでケルンは何と3連勝、順位は最下位のままだがプレーオフ順位のブレーメンまで勝ち点4差に迫り、残留が決して夢では無くなって来た。逆に負けたHSVはケルンと3差になってお尻に火がついた状態。前年は酒井高徳をキャプテンに据えて残留したのだから、そのまま同じように先発起用すればいいんじゃないかと思うんだけどね~。