旧閑ガゼッタ

「この3-1-4-2フォーメーションが、悩めるペップにとって一挙両得の解決策になるのだろうか」インターナショナルチャンピオンズ杯 マンチェスター・シティ-レアル・マドリー

NFLロサンゼルス・ラムズの本拠地、ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムで行われたマンチェスター・シティとレアル・マドリーのインターナショナルチャンピオンズカップ。ビッグチーム同士の対戦とあって、スタジアムは満員。

シティのスタメンは、WBに新加入のカイル、ダニーロが入った3-1-4-2。2トップはジェズスとアグエロで、アグエロはジェズスの台頭で移籍するのではないかと噂されていただけに、この2トップがペップにとって1つの解決策なのだろう。そしてレアルはいつもの4-3-3だが、クリロナの代わりにベイルが先発、中盤もクロースがおらずコバチッチが先発。

試合は序盤こそベイルが存在感を発揮してレアルがシティを押し込むが、やはり全体的にコンディションは落ちているようで活気はすぐに失われ、コバチッチはクロースほどボールを受けに動かず中盤を漂うだけで存在感が薄く、レアルはいつものポゼッションサッカーが展開できない。

シティのほうは、前線からのゲーゲンプレスで高い位置でボールを奪うと、そこからジェズスの積極的なボールの引き出し、デ・ブライネの切れ味鋭いドリブルで徐々にペースを握り、前半22分にセットプレイに流れから波状攻撃、24分にはロングスルーパスを受けたアグエロが決定的なシュートを放つもレアルGKナバスにセーブされる。そしてレアルもお得意のカウンターから、カゼミーロ、ベンゼマと決定機を作るがこちらもシティGKエデルソンがきっちりセーブと激しい展開で前半を終える。

均衡が破れたのは後半6分、CKからストーンズがヘディング、これは後半から出場したGKカシージャが何とか防ぐも、こぼれ球をオタメンディが難なく押し込んでシティが先制する。ここからレアルはマルセロが攻撃参加して攻勢を強め、モドリッチの切れ込んでからのシュートなど惜しい場面を作るが、逆にシティは14分に右サイドのパスワークからスターリングが抜け出し、GKのニアを抜いて2点目を決め、21分にもデ・ブライネのグラウンダークロスをストーンズが上手くコースに決めてダメ押しの3点目。

レアルが後半から出場した若手のマヨラルがニアゾーンの折り返しからのシュート、バジェホがファーへのクロスをボレーと決定的なチャンスに決められなかったのに対し、シティはこれも後半から出場した17歳、ネクストメッシと呼ばれるディアスが後半37分にドリブル突破から見事な左足ゴールを決め、最後はレアルも1点を返したが試合はそこまで、シティが4-1で圧勝した。

レアルはまあ今無理をする必要も無く、クリロナもクロースもいないので心配する必要は無いが、モラタやダニーロが抜けただけにここから戦力補強をどうするか。ムバッペは本当にレアルへ移籍するのかな? シティは昨期抱えていたSBの弱点がカバーされ、ジェズスとアグエロの両立が解決できる道筋が見えたので、おそらくこの3-1-4-2が今期の主要なフォーメーションになりそうだ。