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「ヨーロッパリーグ出場権獲得に向け、大きな勝利を飾ったマルセイユ」フランス・リーグアン第36節 マルセイユ-ニース

昨日は酒を飲んで帰宅後、半分寝ながらの試合観戦だったので簡単に。

ここまでリーグ戦8試合負け無しながらも、上位も負けてないためにずっと6位のまま順位上では停滞していたマルセイユ。現在リーグ3位に付けている上位のニース戦は絶対に負けられない試合だったが、結果は2-1とマルセイユが競り勝ち、これまで5位のボルドーがサンテティエンヌと引き分けたため、逆転でヨーロッパリーグ圏内の5位に浮上した。

とは言え、マルセイユの勝利は紙一重だった。マルセイユのフォーメーションはいつも通りの4-3-3で、やはり相変わらずアンカーの横のスペースを使われる事が多く、酒井もほとんど攻撃参加せず何とかサイドのスペースを埋めてはいたのだが、1枚だけではクロスを完全には止められず、サイドを崩されて前半の20分までにシュート7本、そのうち2本がポストに当たる決定的な場面を作られてしまう。ここでニースに先制されていたら相当苦しい展開になっていたはずだ。

しかしマルセイユは、21分にCKからゴミスがニアで合わせて先制点を取った事でようやく試合の流れを取り戻すも、後半5分に中盤でボールを失って左サイドへ展開され、クロスを誰も触れずファーに待ち構えていたバロテッリに難なく押し込まれて同点に追いつかれる。バロテッリはこれでシーズン15得点目をゲット、既に終わった選手だとみなされていたがニースで復活しつつある。

その後は試合も膠着状態に入って静かな展開が続いたが、後半21分に今度はマルセイユが相手の緩慢なクリアを拾ってサイドからニアゾーンへと繋ぎ、ロペスのクロスをファーにいたエヴラがダイビングヘッドを決めてマルセイユが勝ち越しゴール。こういうベテランらしいエヴラの嗅覚を酒井も身につけて欲しいよね。

後半30分を過ぎるとスペースが空いてオープンな攻め合いになるものの、後半37分に右サイドからのクロスをPA内で合わせたバロテッリのシュートはクロスバーの上に飛び、ゴミスがフリーで放ったシュートはGK正面に飛ぶなど互いに決定力を欠き、試合はそのまま2-1で終了した。

これでリーグアンは残り2試合。マルセイユの次節は6位ボルドーとの直接対決で、ここで絶対に負けない事がヨーロッパリーグへの条件になる。アウェイ戦だけに守備が重要になる事は間違いなく、酒井にとっても守備力が問われる正念場である。

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