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「レスターとマフレズを完全に舐めていたグアルディオラ監督」イングランド・プレミアリーグ第15節 レスター・シティ-マンチェスター・シティ

昨シーズンは優勝したのに現在16位と残留争いを演じているレスターが、グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティに4-2と快勝したというニュースを聞いて興味があったので、昨日は岡崎が先発してなかったけどその試合を見ていた。

それでいきなり前半の5分までにレスターが2点を入れてしまったわけだが、その原因は明らかにマンチェスター・シティがレスター対策をして来なかった事に尽きるだろう。シティのフォーメーションは3-4-3で、レスターのフォーメーションは4-4-2。3バックはゾーン4バックに対する有効な手段として定着しているわけだが、それはWBを下げて5バックのようにしてサイドのスペースを使わせない事が主眼となっている。

しかしシティの3バックはWBのギュンドアンとサバレタが高い位置に上がったままで、ヴァーディ、スリマニの2トップとマフレズの3人が高い位置取りをするレスターに対し、シティのCB3人だけが見ることになってしまっていた。そしてシティのCBもマンマークなのかゾーンなのか非常に対応が曖昧で、特に左CBのストーンズはマフレズに対して全くの無力をさらけ出し、1点目はフリーのマフレズがワンタッチでスリマニに渡したパスからスルーパスをヴァーディが決め、前半20分の3点目もカウンターからあっさりダイレクトパスをマフレズに出させてしまった。

今期のレスターがプレミアリーグで苦しんでいるのは、カンテが抜けて中盤守備の強度がガタッと落ちたことが1番の原因だが、マフレズが執拗なマークに遭って自由にプレイさせてもらえない事もかなり大きい。ところが、シティの守備陣はマフレズを全く警戒せず、ヴァーディのスピードにもコラロフやサニャは対抗できず、昨年までレスターが得意として来たサッカーを自由にやらせてしまった。これはグアルディオラ監督がレスターを舐めていたと言わざるを得ない。

後半になって、ようやくシティはマフレズに対してギュンドアンを明確にマークさせるようになり、右サイドのサバレタを基点にしてサイドを制圧、レスターは自陣の低い位置に人を固めるだけになってデ・ブライネやギュンドアン、ヘスス・ナバスがPA内から決定的なシュートを放つもののボールは惜しくも枠を捉えられず。この後半の早い時間に点が取れていればまた試合結果は変わったかもしれないが、後半34分にこの試合の逆MVPだったストーンズがGKのブラボに出したバックパスをヴァーディに拾われ、角度の無いところから打ったシュートはクリアされたがゴールラインを割ったと判定され、ヴァーディのハットトリックでレスターが4点目。その後シティが2点を返したが時既に遅し。

レスターにとっては、マフレズのアシスト祭りというシティからの思わぬボーナスをもらった感はあるものの、これまで不調に喘いでいたヴァーディがハットトリックしたのは良い知らせである事は間違いない。最近目立てなかったスリマニも2アシストで、また岡崎の出番が減り気味になるかもしれないが、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントもあるし、誰かがずっと絶好調で試合に出続ける事はあり得ないわけだから、また出番が来た時にしっかり働けるように準備をしておくしか無いだろう。