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「相変わらずトゥヘル監督の戦術変態ぶりには首をかしげる」ドイツ・ブンデスリーガ第7節 ボルシア・ドルトムント-ヘルタ・ベルリン

昨日は恒例のイベントに朝から出かけていて通常通りダダ疲れ、おまけにルヴァンカップ決勝の録画を忘れ、その後飲み会に突入して当然の寝落ち、そして夜中に起き出して寝ぼけ頭で何とかこの試合を1.5倍速で見たという状況だったので簡単に。

フォーメーションは、ヘルタがいつもの4-2-3-1ではなくてシュタルクをアンカーに置いた4-1-4-1、それに対してドルトムントは初先発のメリノ、ギンター、パスラックの3バックで3-2-3-2という謎な並びにしていた。

で、そのドルトムントの3バックが機能していたかというと全く逆で、WBが最初から高い位置にいるのでビルドアップは3バックとボランチで行わざるを得ず、ボランチのヴァイグルとローデはヘルタのインサイドハーフに常時監視され、トップ下のゲッツェはシュタルクのマンマークを受けて存在を消され、ウイングのモルやプリシッチの強引な突破ばかりが目立つ攻撃になってしまった。

そんな感じで前半はドルトムントがボールを保持してはいたものの、シュート数はドルトムントが2に対してヘルタは5本と、有効なカウンターを繰り出すヘルタのペースだった。原口もドルトムントの3バックの横のスペースを上手く使う事が出来ていて、2度はアシストに繋がりそうな決定的なチャンスを作り出していた。そして後半6分に、イビシェヴィッチのキープから裏に抜けたシュトッカーが決めてヘルタが先制。

ドルトムントは後半15分に、全く機能していなかったゲッツェとローデに代えて香川とデンベレを投入、香川がインサイドハーフとしてゲームを組み立て始め、ヘルタも疲れが見えてプレスの押し上げが鈍くなってドルトムントが主導権を握るが、20分過ぎに2回も連続して訪れた決定的なチャンスもオーバメヤンが決めきれない。

さらに29分、PA内で浮き球を拾った香川のシュートが、前に入った原口の手に当たったという判定でPKを得るも、これもオーバメヤンが甘いコースに蹴ってGKに止められまたも得点ならず。しかし39分にようやく、左サイドでのデンベレの突破をファーサイドでフリーになっていたオーバメヤンが押し込んで同点。試合はそのまま1-1で終了した。

最初から香川をインサイドハーフで先発させていればもっと楽に勝てた試合だったように思うが、特に最近はヴァイグルが相手からマークを受けがちになっているので、こういうゲームメイカーとしての使い方が今の香川には合っていると思うので、トゥヘル監督はゲッツェと香川にポジションを競わせるのではなく、あくまで中盤の選手と認識して起用してもらいたいところだ。

 

 

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