サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

「両グループともに4強の争いに絞られつつある状況」ロシアW杯アジア最終予選 各グループの動向

本当は試合に勝ったからもうちょっと楽な気分で振り返りたいところだけど、ここまで2敗のイラクに対して力の差を見せられなかったという忸怩たる思いを抱えつつ、アジア最終予選の各グループの動向を書いてみます。

まずグループAは、イランがアウェイでウズベキスタンに1-0、韓国がカタールに3-2で逆転勝ち、そしてシリアが中国に勝利という事で、イラクと韓国が勝ち点7で並び、ウズベキスタンが6で2位、3位に勝ち点4のシリアとなり、中国とカタールはそれぞれ勝ち点が1と0の5位6位に沈んでいます。

グループBもそうですが、やはり全部で10試合あってまだ可能性があるとは言え、この時点で勝ち点が1以下では事実上最終予選突破の道は運が良くてもプレイオフに持ち込めるかどうかというところでしょう。カタールは残念ながら、史上初の開催国でW杯初出場という不名誉を担う可能性は高そうですな。

そして日本のグループBは、サウジとオーストラリアの首位対決は2-2のドロー決着で両チームが勝ち点7で並び、UAEはタイに3-1で順当勝ち、得失点差で1位がオーストラリア、2位がサウジ、直接対決の結果で3位がUAE、4位が日本の勝ち点6、イラクとタイが勝ち点0で5位6位と、こちらもほぼ4強に絞り込まれたと見ていいでしょう。

昨日の試合を見ても分かる通り、イラクは戦術的に洗練された非常に良いチームで、オーストラリアとサウジはそのイラクに勝っている事を考えればレベル的に互角以上と見るのが相当で、これからも厳しい戦いが続くのは確実です。来週の火曜日はいよいよ首位オーストラリアとのアウェイ戦、11月はホームでの2位サウジとの試合なので、この2試合で勝ち点4以上が取れないとしんどくなります。

イラク戦の内容を見て、オーストラリアも間違いなく高さ勝負を仕掛けてくると思うので、酒井宏樹が出場停止の代役には長友じゃなくて槙野、競り合った後のセカンドボールを拾うために柏木ではなく山口蛍、1トップは岡崎ではなくて浅野を使って相手のラインを下げさせ、ロングボールの精度を落とす狙いで行きたいところですな。

モバイルバージョンを終了