旧閑ガゼッタ

小学校世代で既にはっきり見える、バルサの選手と日本選手との決定的な違い

今日はアジア最終予選の2戦目、タイ戦ですね。本来であれば試合を展望を書くところですが、前回のUAE戦で負けてしまったので、ジンクスを変えるためにあえて今回は書かないでおきます(笑)。

さて昨日は、先日行われた「U-12 ジュニアサッカー ワールドチャレンジ2016」の録画を見ておりました。当然、優勝したバルサが出場した試合である準決勝のヴェルディ戦、決勝の大宮アルディージャ戦を見たのですが、守備での寄せの早さは異次元クラスで全て中盤で潰され、日本の子どもたちはほぼ攻撃で何もする事が出来ませんでしたね。

守備もそうですが、彼らと日本人の間で一番大きな差があるなと思ったのは、ボールを受けてからのスピード。それは単にヨーイドンの話ではなくて、バルサの子供はちゃんと相手からの足が届かず、次のプレイに素早く移れる位置にボールをトラップしている。そして前を向いてスペースがあると躊躇なくドリブルで推進し、さらに周りが追い越して攻撃をフォローする。この連続攻撃に日本の子どもたちは全く付いて行けませんでした。

逆に、日本の子供はとりあえずボールを足元に置いてしまうのでそこでスピードが一度落ちてしまい、前からプレッシャーを受けてしまってバックパスするか、アウトサイドやダイレクトパスで何とかスピードアップさせようとする。まあそれなりに上手いので、前半のうちはパスがそこそこ通るんですが、後半になって疲れるとそれも出来なくなり、防戦一方になってしまいます。

そしてたまにバルサがバックパスしたりなんかすると、日本の子供は明らかにフッと気を抜いて頭と体を休めてしまう。すると、間髪入れずにDFからFWへズバッと縦パスが来て慌ててマークに行って間に合わない、みたいなシーンが繰り返されていました。

日本のA代表も結局問題は同じですよね。ボールをもらって足元に置き、そこからさて次はどうしようとゆっくり考え、とりあえずパスアンドゴーで走ってみたりスルーしてみたりと、プレイがいちいち各駅停車なんですよ。確かにダイレクトプレイはチャンスにつながりやすいし、日本はこれまで実際にそれで点は取って来てるんだけど、選手が2~3人イメージを共有して連動しないとミスになってしまう。最終予選のようなプレッシャーがかかる試合でダイレクトプレイの多用なんてハナから無茶な話なんですよ。

ハリルホジッチが言う「縦に早いサッカー」というのは、決してボールと人間をただ単に前へと走らせるような事ではなく、ボールを受けてから次のプレイを素早く選択、隙があればドリブルで前に運び、頭を休憩させずシンキングスピードをフル回転させて、どこのピッチにいても常に相手を見てポジショニングを修正し、スペースを見つけて大きな展開を心がける事だと思っています。

タイ戦では、そういった体だけじゃない頭の運動量、スタミナを感じさせる、各駅停車じゃない特急のスピードで攻撃する試合を是非お願いしたいものですな。