サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

「プレミアリーグ王者、キャプテン翼のダブルオーバーヘッドシュートで開幕戦陥落」イングランド・プレミアリーグ第1節 ハル・シティ-レスター・シティ

プレミアリーグのディフェンディングチャンピオンとして迎えたレスターの開幕戦は、2部から昇格したばかりで補強も満足に出来ていないハル・シティ相手に、1-2で敗れるという波乱のスタートになってしまった。

レスターのメンバーは、昨シーズンのベストメンバーから出場停止中のフートに代わってルイス・エルナンデス、移籍したカンテに代わってキング、オルブライトンではなくグレイ、岡崎はサブでムサとヴァーディの2トップという布陣。おそらく、この選択は格下の相手に対する攻撃的なスカッドという位置づけなのだろうが、やはりそう簡単に機能はしてくれなかった。

ハル・シティは昨年のレスターと思わせるようなサッカーで、派手なタレントはいないがゾーン・ディフェンスが良く整備されており、4-4-2のコンパクトな3ラインディフェンスでヴァーディとムサの動きを封じ込め、中盤でボールを引き出してリンクする岡崎や、ボールを狩ってドリブルで持ち込むカンテもいないので、前と後ろを繋げる選手がマフレズしかおらず、そのマフレズも厳しくマークされてなかなかチャンスが作れない。

それでも前半のうちに何度か決定機はあったのだが、エースのヴァーディが3つのチャンスに空振り、相手に当てる、宇宙開発とブレーキで得点ならず。逆に前半のロスタイムに、左CKからシュマイケルが弾いたこぼれ球を、キャプテン翼の「ダブルオーバーヘッドシュート」の完全再現をされてハル・シティが先制する。

レスターは後半2分にややラッキーなPKで同点に追いつくも、12分にはヴァーディと並んで調子がおかしかったGKシュマイケルのゴールスローからボールを奪われ、クロスを跳ね返したボールをダイレクトで叩きこまれて再びリードを許してしまう。そして23分に岡崎とアマルティが投入される。

岡崎は試合に入ってすぐに、中盤でボールを受けて基点となるプレイでレスターの攻撃に違いを生み出すが、中盤をダイアモンドにしたせいかその後は上手くボールが回らず、岡崎のミドルシュートは大きく打ち上げてしまうなど最後まで得点を奪えず結局試合は1-2で終了。

全体的にハル・シティが良かったのもあるが、レスターの選手のコンディションにばらつきがあり、全体的にミスが多かったのが気になるところ。岡崎はその中でも調子は悪くなさそうだったので、同じくまずまずの出来だったマフレズとともに今は軸に据えたほうがいいのではないかと思うのだが・・・おそらく9月中旬に始まるチャンピオンズリーグにコンディションのピークを合わせようとしているのだろうが、そんな余裕を見せてて大丈夫なのかねえ。

モバイルバージョンを終了