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「ファン・アフェルマート、圧勝でマイヨ・ジョーヌ獲得」ツール・ド・フランス第5ステージ

昨晩はユーロの準決勝、ポルトガル対ウェールズの試合がありましたが、この時期はただでさえ暑さで睡眠がしっかり取れず体調を崩しやすいので、試合を生で見るのはやめときました。せめて決勝は頑張って見ようかと思ってますが・・・なので、試合を見るのは今晩の楽しみにして昨日行われたツール・ド・フランスについて。

リモージュからル・リオランまでの第5ステージは、終盤に2級と3級の登りが連続してやって来る難易度の高いステージ。しかし本当の山岳が第7ステージ以降に控えている事もあって、本格的な総合争いをするチーム同士は動かず、予想通り逃げた選手によってステージ優勝が争われる展開になりました。

21km地点から9人の逃げが決まると、残り70kmぐらいの時点でメイン集団との差が15分に広がり、これで事実上9人でステージ優勝争いは確定。その中からさらにパ・ド・ペイロルの2級山岳でデヘントとファン・アフェルマートのベルギーコンビがリードし、一気に2人による争いに。そしてこのまま2人で逃げ続けるかと思ったら、次の2級山岳でデヘントが遅れてファン・アフェルマートが集団から5分の差を付けてステージ優勝。それまでマイヨ・ジョーヌを着ていたペーター・サガンが結局23分以上遅れてゴールしたので、ファン・アフェルマートはステージ優勝に加えてマイヨ・ジョーヌも獲得しました。

総合争いの中では、ジロで優勝したニーバリがまだ体調が回復しておらず途中で遅れて脱落、チームメイトのファビオ・アルへのアシスト宣言をしました。コンタドールも怪我の影響でこのステージでも33秒遅れと、かなり厳しい立場になりつつあります。そして現在2強に絞られつつあるフルームとキンタナは、今回も危なげなくメイン集団の中でゴール。初の山岳ステージの中でもアシスト体制はどちらも盤石で、個人もチームもがっぷり四つという感じです。

さて今日の第6ステージは、翌日に控えた1級山岳が待ち受ける難関ステージとあって、多少の起伏はあるものの最後はフラットなスプリンター向けのステージ。逃げで勝利を狙うパンチャーも虎視眈々と機会を伺う展開になるでしょう。高速の展開が予想されるので、落車によるアクシデントが起こらないよう願いたいところですね。

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