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「優勝は手堅く開催国」ユーロ2016予想

とうとう昨日の深夜から始まったユーロ2016。既に初戦のフランス対ルーマニアの試合は終わってますが、個人的な予想を簡単に書いてみます。

まず優勝予想はズバリ、開催国のフランスを挙げます。チャンピオンズリーグで大活躍したグリーズマンにアーセナルで主軸を張るジルーのCF陣に、今期ブレイクしたマルシャル、コマンと揃うウイング、中盤は世界中のビッグクラブが狙うポグバ、レスターの優勝立役者であるカンテ、セットプレイのスペシャリストベイェ、運動量とフィジカルを兼ね備えたマテュイディやシソコと、今や選手層の厚さは世界一でしょう。守備陣が少しワールドクラスから落ちるのだけが懸念点でしょうか。

対抗はこれも手堅くスペイン。シャビは代表から去りましたが、イニエスタはまだ健在ですし、ダビド・シルバ、コケ、セスクと、イスコやサウールが代表から外れるほど中盤はタレント揃い、GKはデヘア、DFはファンフラン、ピケ、セルヒオ・ラモス、アルバと戦力はきっちり揃っています。弱点は、やはり伝統的にセンターフォワード。モラタやアドゥリスがどれだけ得点を奪えるかが優勝の行方を決めそうです。

個人的に期待しているのはイングランド。ヴァーディとケインの2トップは世界屈指ですし、デレ・アリやダイアー、ラシュフォードといった活きの良い若手が出てきています。問題は、これまで代表を支え続けてきたルーニーの起用法。彼を中盤として使うのか、それとも今までどおり前線のエースとして起用するのか。下手をすると内部分裂の火種になりかねないだけに、どこまで開幕までにまとめて一丸となれるかが鍵でしょう。

ワールドチャンピオンのドイツについては、今回は優勝予想から外します。精神的な支柱であったラームが代表から引退し、センターフォワードはトルコでプレイしているマリオ・ゴメスやポドルスキを呼ばないといけないぐらいに人選に困っています。バイエルンの選手もシーズン終盤は調子が落ち気味でしたし、ここから巻き返すのは容易では無いでしょう。

同じようにベルギーも、デ・ブライネやアザールが終盤に復活した事は心強いですが、コンパニは怪我が続いて戦力として計算出来ませんし、フェライニとベンテケはスタメンから外れるなど、選手の調子に波があります。リバプールでクロップの寵愛を受けてブレイクしつつあったオリジも怪我と、あまり良い材料がありません。

ダークホースとして挙げたいのはクロアチアとイタリア。クロアチアのモドリッチ、ラキティッチ、マンジュキッチは間違いなく世界トップレベルの選手ですし、主力がちょうど脂が乗っている年齢です。イタリアは下馬評が低いですが、そういう時のイタリアほど怖いですからね。依然として世界トップのGKであるブッフォンを中心に、欲をかなぐり捨てて守って来るイタリアを崩すのはどこのチームも苦労するはずです。

しかし自分で書いてて何ですが面白みの無い予想ですな。これで当たればいいけど、今までやった競馬とかTOTOとかまるで当たった試しがないので、自分にはギャンブル運が全く無いんでしょう。だからこの予想もおそらく外れますよ(笑)。

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