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2015-2016シーズン海外組通信簿(オランダ、トルコ、スイス、オーストリア、スコットランド編)

昨晩は同僚の結婚式二次会に出席、フードが少なくて悪酔いして帰ったので当然の寝落ち。試合は全然ちゃんと見られなかったので、海外組通信簿の最終回を更新しておきます。

 

エールディビジ

太田宏介(フィテッセ) 6

1月に移籍してからはコンスタントに左SBで出場し、しっかりレギュラーの座を獲得。もとから高い精度を誇るクロスで3つのアシストを記録するなど比較的順調な活躍だったと言える。ただし日本代表の試合でも目立った守備面の問題は抱えたままのようで、デュエルやポジショニングでサポーターの批判を受ける時もしばしば。そこが向上できれば代表への復帰も十分視野に入るはず。

ハーフナー・マイク(ADOデンハーグ) 7

失意のスペイン、フィンランドリーグのシーズンを過ごした後、今シーズンはデン・ハーグのエースとして31試合に出場、見事に16ゴールという岡崎が持っていた日本人欧州1部リーグ最多得点記録を上回る活躍を見せた。試合自体はダイジェスト的なものしか見ていないが、以前と比べるとゴール前でスペースへと逃げること無く中で勝負し、ポストも積極的にこなすなどようやく本来のセンターフォワードらしいプレイが出来るようになっていた。まだアジリティ的には弱いので代表常連とまでは行かないが、まだまだ伸びしろがあると考えたい。

トルコ・スーパーリーグ

細貝萌(ブルサスポル) 5.5

ゾーン・ディフェンスの適性を重視するダルダイ監督がヘルタに就任してからは、人に食いつく守備しか出来ない細貝はすっかり干されてしまい、トルコのブルサスポルへレンタル移籍を決意。当然ながら試合自体は見ていないが、データを見る限りではボランチでの出場から右SBにコンバートされ、以降はそのポジションで定着したようだ。今期でレンタルは終了となり、ヘルタへ復帰することになるが、おそらくダルダイ監督による起用は望めないため再び移籍の道を探すことになりそうだ。

スイス・スーパーリーグ

久保裕也(ヤングボーイズ) 6.5

昨シーズンまでは途中からの出場が多かった久保だが、今シーズンは先発の機会も増え、終盤は怪我もあって二桁には届かなかったものの自身シーズン最多となる9ゴールをマーク、チームも2位でフィニッシュしてチャンピオンズリーグ予選出場権を獲得、すっかりチームのレギュラー格として成長を果たした。リオ五輪のアジア最終予選でも3ゴールを決める高い得点力で、五輪代表のエースとして不動の地位を固めた。是非とも五輪本番で結果を残して、上位のクラブへと移籍を果たしてもらいたい。

オーストリア・ブンデスリーガ

南野拓実(ザルツブルク) 6.5

オフに監督が交代し、新しく就任したツァイドラーからは信頼を得られずシーズン当初はベンチスタートが多くなってしまったが、途中から出場機会を得てゴールを重ねたが、チームは低迷してウインターブレイク中に監督がガルシア氏に交代。その後はチーム自体は復調して結果的にはリーグ優勝を飾り、チャンピオンズリーグ予選の出場権を無事獲得。しかし南野自身は先発で使われたり使われなかったりで、二桁の10ゴールという結果は出したがエースという扱いはされず、不完全燃焼のシーズンになってしまった。彼もリオ五輪の活躍でステップアップが期待される。

スコットランド・プレミアリーグ

川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド) 5.5

長かった浪人状態から抜けだした新天地は、スコットランドのプレミアリーグで最下位を独走中だったダンディー・ユナイテッド。川島はチームを救う救世主として期待されたが、当然ながらGKだけでは守れるはずもなく、16試合で27失点を喫するザル守備で降格が決定。川島も契約は延長せず今期限りの移籍を決断したようだ。キリンカップでは代表に復帰してブルガリア戦ではPKを止めるなど健在ぶりを示したが、欧州に残る道はかなり険しそうである。

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