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「せっかくミランに育った”本田イズム”があえなく崩壊」イタリア・セリエA第28節 サッスオーロ-ミラン

ここまで公式戦12戦無敗と着実に勝ち点を積み重ねて来たミランだったが、現在7位と好調のサッスオーロとのアウェイ戦で0-2と完敗。これで来期のチャンピオンズリーグはほぼ絶望的になり、6位までが出場できる事になる可能性が高いヨーロッパリーグも、サッスオーロに勝ち点3と迫られて危ない空気が漂って来た。

ミランが敗戦した原因はやはり選手層の薄さ。ニアンとモントリーヴォが怪我、アバーテが累積警告で出場できず、代わりにバロテッリ、ベルトラッチ、デシーリオがスタメンに名を連ねたのだが、これが見事に機能しなかった。バロテッリはニアンが担ってきたスペースを作る動きを全くせずにサッスオーロ守備陣に埋没しているだけだし、ベルトラッチはパスの配給が出来ずに妙に動きまわって守備の連動性に穴を開けてしまうし、デシーリオはボール何回触ったの?というぐらいに存在感が薄い。おまけに頼みのバッカが不調で、前半途中からはミランに得点の臭いが全然しなくなってしまった。

それだけに、相手にミスがあった前半最初の時間帯にミランは得点が欲しかったのだが、前半7分にボナヴェントゥーラのミドルシュートをサッスオーロGKコンシーリが弾いたボールに詰めた本田は、間一髪のところでGKが反応してシュートを防がれ、1分後にスルーパスからのビッグチャンスも右足のためコースが甘くてセーブされてしまった。そして27分にサッスオーロのCKでグランダーのクロスをダンカンが走り込んでダイレクトでゴラッソを決めて先制点を奪われてしまう。

ミランは全く役に立たないバロテッリを後半10分に下げてメネズを入れるが、やはりメネズも疲れを知らないサッスオーロのプレッシングの前にほとんど仕事が出来ず、逆に後半27分に、ベルトラッチが腹を蹴られて倒れている隙に左サイドを破られて2失点目。後半はボールが来なくなってしまった本田に代えて最後はボアテングを投入するも戦況は変えられずそのまま試合終了。

せめてコッパイタリアで本田と息の合うところを見せていたポーリをベルトラッチの代わりに使っていればと思うんだけど、何故かミハイロビッチ監督は守備のゾーンが守れないベルトラッチを使うんだよね。まあ、それを言うなら同じようにゾーン・ディフェンスが出来ていない山口を何故使うんだとハノーファーファンは思っているのかもしれないけど(苦笑)、ポテンシャルや攻撃力を買っているのかもしれないね。

まあチームというものは全員が意思統一して連動出来ないとあっという間に機能しなくなるという典型例を見るような試合ではあったなと。まだバロテッリやメネズに頼らないといけないのでミランは厳しいところだが、サッスオーロは次節がユベントス戦なので、さすがに勝つのは難しいはず。ミランもまだユベントス戦を残しているだけに、次のキエーボ戦できっちり勝っておきたいところだね。