旧閑ガゼッタ

「これだけ澤ロスが問題なんだったら、澤をチームに入れればいいじゃない」リオ五輪女子サッカー・アジア最終予選 日本-中国

最終予選は2戦してまだ勝ち点がたったの1のままで、この中国戦は絶対に勝たなければならない試合だったはずなのに、終わってみれば勝つどころか1-2で負けてしまい、まだ可能性は完全にゼロではないにせよ、ほぼ五輪出場は絶望になってしまった。

実際に試合を見ていても、日本は不運で負けたと言うよりも、単に弱くて順当に負けたという感じで、ぶっちゃけ悔しいという気持ちすら起こらず、ただただ空虚で虚しい気分になってしまっている。

選手間の意思疎通が無く、出し手と受け手の意識がズレたパスの連続で、相手に渡るか流れるかで全くスムーズにボールが縦に動かない。味方の選手が前を向いても、周りの選手は均等に並んで上がっているだけで、ダイアゴナルの動きなどでギャップを作ってそこをまた他の選手が利用するような連動性が皆無、ゴール前で相手がボールを持っても詰めるでも無く、コースを切って足を出しておしまいの守備。とにかく何から何までチームとしての形をなしていなかった。

仮にもW杯で準優勝したチームがたった1年でここまで崩壊するとは、いくらシーズン前でコンディションが整ってないと言っても、それだけが理由とは考えられない。間違いなく、問題はメンタル、それも今話題になっている「澤ロス」が原因である可能性が高いように思う。

ここからは想像だが、カナダW杯で準優勝し、澤が引退してしまった事で、なでしこジャパンのメンバー、もしかすると佐々木監督も気持ちが切れた状態になっていたのではないか。そして心に穴が空いてしまったままで、ぼんやりと五輪予選に入ってしまい、心身ともに戦う準備がまるで出来ていない状態で予選がスタートしてしまったとしか考えられない。

NHKの解説ゲストとして澤さんが登場していたが、ハーフタイムのコメントでは相当に怒っているのが手に取るように分かった。もし澤さんがコーチのような形でベンチに入っていれば、もうちょっとチームは引き締まっていたのかもしれない。今となっては結果論だけど。澤ロスという言葉が一人歩きするのは危険だと誰かジャーナリストが書いていたが、澤がいなくてこうなったという現実を噛み締めなければ、次の一歩は始まらないように思う。

中国戦で1点を返してからしばらくの間は、相手がボールを持つとスライディングでも奪いに行く、イーブンボールは自分が取れると信じて猛然と走る、かつてのひたむきだったなでしこジャパンの姿が僅かに見られて、その数分は少しだけ希望を持って試合を見ることが出来た。まずはそこから取り戻していかないと。

と言うか、ここまで「澤ロス」が問題になってしまうのだったら、特効薬は1つしか無い。ズバリ、それは澤が監督になる事。いや冗談抜きで、S級ライセンスを持った戦術担当のコーチを置けば、澤さんが監督でもいいんじゃないかなと。いや即刻飛び級でS級を与えるべき、全ての日本人監督を超える経験を積んだお人ですからね。ここは是非、大仁会長の最後っ屁で「あっ、澤って言っちゃったね」とお願いします(笑)。

追記:ふざけんな、真面目に考えろ、と思う方は昨日の考察を読んで下さいませ。m(_ _)m