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「武藤にとって、後半戦からが本当の戦い」ドイツ・ブンデスリーガ第19節 マインツ-ボルシアMG

昨日は恒例のイベントで朝から晩まで出かけており、かなり酔いと疲れが入った状態で試合を見ていたので、武藤についてのみの感想で。

試合の方は、リーグ4位に付けている強豪ボルシアMGが相手で、ホームとはいえ良く勝ったなという試合で、特に後半27分に左サイドの崩しにGKカリウスが飛び出してしまい、がら空きになったゴールへのヘディングをカバーに入ったブスマンが頭でクリア、こぼれ球のシュートは必死で戻ったカリウスが何とかセーブという場面は非常に危なかった。

そういう中で、武藤は主にDFからのロングボールをサイドに流れて受ける働きが多かったのだが、ボルシアMGの守備陣も武藤にガッチリマークを付けていたし、味方のフォローも少なくて孤立気味で、1度は武藤のボールロストから相手にカウンターのチャンスを作られてしまって、1トップとしての仕事が十分出来たとは言えなかった。

マインツが先制した場面でも、武藤がニアに動いてフリーになっていたのに、中に入ったクレメンスにパスが来て、結果的にこれがミドルシュートでのゴールにはなったものの、この場面に象徴されるように武藤が欲しいタイミングや動きが味方と合わず、動き出しは活発だったけど空回りに終わる機会が多かった。そして後半22分に不完全燃焼での悔しい交代。

しかし不本意な出来だったのは武藤だけでなく、ドルトムントへの移籍が噂されていたマリも同様に相手から厳しくマークされ、結局シュートは武藤がゼロでマリが1本のみと、マインツの攻撃を牽引するM&Mコンビ合わせてシュートはたったの1本に終わってしまった。

ブンデスリーガのウインターブレイク中に、間違いなく多くのチームが前半戦に好調だったチームに対する研究を進めているはずで、後半戦にその包囲網をどう打開していけるかが重要になって来る。ドルトムントが前半戦にあれだけ威力を発揮した香川インサイドハーフの4-3-3から変えようとしているのも、相手の研究を見越した対策なのだろう。ここからが武藤にとって本当の正念場だ。

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