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「宇佐美がブレイクする機会になれば良いんだけど」リオ五輪サッカーのオーバーエイジ選手予想

火曜日に手倉森ジャパンがリオ五輪への切符を手に入れたわけですが、早速マスコミにはオーバーエイジ選手の観測記事が出ておりますね。

報知によると大迫、柴崎、GKの林、日刊は大迫、清武、宇佐美という名前が上がってます。しかしマスコミ記事に良く出て来る「関係者」っていったい何を指すのかいつも疑問なんですが(笑)。

今回の予選を見ていて、手倉森ジャパンの弱点はまずボランチ。遠藤も原川もリアクションタイプでゲームを作る能力は乏しいので、能動的にボールを受けてパスを配給できる選手は必須です。ただし手倉森ジャパンのメインフォーメーションである4-4-2はボランチに守備力も要求されるので、柴崎はちょっと厳しいような気がします。

柴崎はガンバ遠藤の後継者と呼ばれて久しいですが、今はゲームメイカーとしてよりは前線に近いところで仕事をするチャンスメイカーとして育ってしまい、インサイドハーフならともかくダブルボランチとしては難しい選手になってしまっています。しかし、かつては豊作だった日本のゲームメイカーは今や希少になってしまっており、あとは広島の青山、柏木ぐらいでしょうか。浅野を活かすなら青山ですが、全体波及効果としては柏木のほうが良いような気がします。

そしてもう1つの補強ポイントはサイドハーフ。ボランチに展開力が不足している分、SHがボールを受けて基点になり、そこから前へ自力で運ぶ役割までこなさなければならなかったのですが、中島と矢島は受ける動きは良いけどそこからロストが多いし、南野は打開力はあるけど受ける動きは上手くなく、帯に短し襷に長し状態になっています。そして当然世界相手だと守備力も必要。

となると、現状でそれらを兼ね備えた選手というと原口や清武、マインツの武藤ぐらいしか見当たりません。ただ実際は招集は難航すると思うので、国内組からとなるとあんまり人がいないんですよねえ・・・せいぜい浦和の武藤や永井というところでしょうか。でもそれなら他のポジションという気もするし、難しいところです。

FWについても、オナイウや鈴木はポストプレイに不安があるので、大迫か金崎が呼べればそれに越したことはないでしょう。いっそハーフナーという手もありますがやらないだろうな(笑)。国内組しか呼べないなら、オナイウと武蔵を潰れ役と割りきって、大久保や宇佐美を2トップの片方に据える方が良いかもしれません。個人的には、五輪で宇佐美がブレイクすると良いなと思ったりするのですが・・・

GKとCBは櫛引と中村、植田と岩波に成長して欲しいのでオーバーエイジ無しで良いかと。SBも本当は左右両方こなせる選手が欲しいんだけど、長友はまず呼べないし酒井高徳は攻撃はともかく守備面では室屋以下だと思うし、国内組なら米倉や槙野ぐらいですかねえ・・・でも遠藤がCBやSBが出来るので、ポジションの優先順位的には低いような気がします。

まあ、ぶっちゃけ旅行前と同じで、こういう風にあれやこれやと考えている時間が一番楽しいんですけどね(笑)。手倉森ジャパンは3月に国際親善試合、5月にトゥーロン国際大会へ出場予定のようですが、そこでまずは強力な新戦力が見つかることを期待したいですな。

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