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「岡崎のアドバイスで武藤のプレイはどう変わった?」ドイツ・ブンデスリーガ第14節 マインツ-フランクフルト

昨日はいつものイベントに朝から夜まで出かけてヘトヘトになり、かなりいい加減に試合を見ていたので武藤中心の雑感のみで。

中継で、アジア予選の代表合宿中に武藤が岡崎からアドバイスをもらっていたという話を聞いたせいもあるのか、以前に比べると武藤のプレイスタイルが変わって来たような気がする。

先のケルン戦でも思った事だが、それまでは裏へ直線的に飛び出してオフサイドに引っかかったりする事が多かったのだが、今はあまり左右へ飛び出さずに真ん中に位置取り、DFラインと駆け引きしながら動くような感じになって来たなと。

前半6分の先制点も、デ・ブラシスが右サイドをドリブルで突破してからのクロスに対し、武藤はCBの背後から前に飛び出して先に触ってゴールを決めたもので、まさに岡崎が得意とする「消える動き」を再現したゴールだった。

ただ、以前よりもFWとして得点を意識したプレイをしている分、マインツの守備が下がってしまうと消えがちになってしまうのは避けられず、前半40分にフランクフルトのエースマイヤーがせっかく退場したのに、マインツはDFラインがズルズル下がって後半は防戦一方、特にデ・ブラシスとハイロのSHとSBの間が大きく空いてしまい、そこを人数が少ないフランクフルトに楽々と支配されて押し込まれてしまった。

これでマインツは9位と成績表の上半分に入ったが、マリが8点、武藤が7点を取って好調なだけで、試合内容を見ていても中位に付けているのが不思議なぐらいに守備が厳しい。まあそれはフランクフルトも似たようなもので、後半からは右SBで先発だった長谷部がボランチに入ったのだが、そこからの方がよほど内容が良かったので、相変わらずフェー監督の采配はさっぱり理解できない。

ともあれ武藤の良いところは、フィジカル面もあるが一番は高い学習能力だと思っていて、体で覚えるというよりは自分に必要なスキルをしっかり理解し、着実に課題をクリアしてステップアップしている姿勢が、見ていて本当に気持ち良い。後半4分に当てるだけのシュートを外してしまったよに決定力という点ではまだ課題はあるが、海外1年目としては順調すぎて怖いぐらいである。

それだけにもうちょっと良い戦術を構築できる監督のもとでプレイすればと思うが・・・まあシュミット監督に愛されているのは確かなので痛し痒しではあるんだけどね(笑)。

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