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「岡崎が先発で起用されない理由は戦術にあった」イングランド・プレミアリーグ第13節 ニューカッスル・ユナイテッド-レスター・シティ

昨日は酒を飲んで帰宅してから、酔った頭で見たのでさくっと雑感で。

この試合でも岡崎は先発で起用されず、ヴァーディとウジョアの2トップがスタメンだったわけだが、試合を見ていると何故岡崎が先発で起用されなくなったのかが何となく分かったような気がする。それは岡崎が悪いというよりも、チームの戦術レベルが向上したからだ。

以前であれば、岡崎が中盤まで必死にプレスバックして守備を助けないとレスターはまともに守れなかったのだが、今はゾーン・ディフェンスの組織が浸透して非常に安定している。相手のサイドの上がりにSBが付いて行き、そのカバーにSHとCHがポジションをずらしながら対応しつつ、ボールを奪えそうな時にはすぐさまダブルチームでアタックする。こういうディアゴーナーレの動きがきっちり出来ているプレミアリーグのチームは他に無い。

そして攻撃でも、ゾーン・ディフェンス特有の逆サイドのSHが高い位置取りをしてサイドチェンジから速攻を仕掛けるパターンもきっちり出来ており、マフレズ、オルブライトンの両SHは個人でサイドを打開できる。だから、岡崎のような攻守でサポートするトップ下的な役割の選手が必要無いのだ。

もちろん、ニューカッスルが相手だから攻撃的な2トップでも何とかなっているのは確かで、これが強豪相手だとまだ岡崎の使いみちは十分あると思うが、こういうサッカーが出来だすと先発出場はより厳しくなって来るのは確かだろう。それだけに、かっこ悪くても(笑)岡崎にゴールという結果が出せたことは大きい。

レスターの次の試合はマンチェスター・ユナイテッドとの首位対決。相手へのプレッシングと裏抜けが得意な岡崎なら活躍出来るのではないかと思うのだが、果たしてラニエリ監督の選択はどうなるだろうか。

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