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「中国代表はほぼ最終予選が絶望的?」ロシアW杯アジア二次予選 各グループの状況

ちょっとタイミング的に遅れてしまいましたが、アジア二次予選のうち今年の試合分を終えた時点での各グループの状況を見てみました。

まず日本のグループEですが、残念ながらシリアがシンガポールに勝ってしまったため、日本が勝ち点16のシリアが15と最終戦の直接対決まで1位争いがもつれる事は確実です。

そしてグループAは同じような感じでサウジが順調、UAEはサウジとの直接対決を残しての勝ち点3差の2位なのでこちらも最後まで1位通過は分かりません。

グループBは初戦でオーストラリアがキルギスに負けるアップセットがありましたが、何とここまで首位だったヨルダンまでもキルギスに負けてしまい順位が逆転。恐るべしキルギス(笑)。でも残念な事に7試合消化なので2位に入るのは難しそう。ここも最終節にオーストラリアとヨルダンの直接対決が残っています。

はい、やってしまいました中国のグループC。中国は香港に引き分けて2位の香港に勝ち点3の3位のまま。カタールは2試合を残して最終予選進出が決定しました。しかもカタールは香港と中国と両方の試合を残しているので、カタールの舌先三寸で運命が決まるという事に(笑)。でも実際は、後で書きますがほぼ中国の運命が決まっているようです。

グループDはイランが勝ち点14、オマーンが11、トルクメニスタンが11と勝ち点では接戦ですが、トルクメニスタンは試合消化が1つ多い上に、勝ち点が除外されるであろう最下位インドとの試合を消化してしまっているので逆転の可能性はほぼ無いと見ていいでしょう。

Fについては、インドネシアが既に失格しているので実質的な最終勝ち点になります。こちらはタイがリードしてますが、イラクは試合消化がタイよりも少ないので次の直接対決でイラクが勝てば逆転はあり得ます。逆に負けてしまうと2位通過争いでも厳しくなります。

グループGは、クウェートが政府による協会への干渉が発覚してFIFAから資格停止処分を受け、このまま予選から除外になる可能性が高いです。そうなると、レバノンが2位に繰り上がりますが勝ち点差で韓国の1位通過は決定してしまいます。

最後のグループHは北朝鮮とウズベキスタンが勝ち点1差でデッドヒートしてますが、ウズベキスタンの残り試合が1多く、直接対決が無いのでやらかさない限りはウズベキスタンが逆転1位になりそうです。北朝鮮は2位になっても日本同様に成績で上位に来る事は確実でしょう。

さて問題の2位通過条件ですが、上位4チームという条件は変わらないものの、インドネシアとクウェートが除外されてしまうので、それ以外のグループは最下位になったチームとの結果を除いた成績で争う事になります。その結果がおそらく以下の通り。

2位通過枠(上位4チーム,最下位との対戦成績除外)

 1 シリア     5試合 勝ち点12 得失点差+8
 2 ヨルダン    5試合 勝ち点10 得失点差+7
 3 レバノン    4試合 勝ち点 9 得失点差+10
 4 ウズベキスタン 4試合 勝ち点 9 得失点差+8
 5 イラク     4試合 勝ち点 8 得失点差+6
 6 オマーン    4試合 勝ち点 8 得失点差+3
 7 香港      5試合 勝ち点 8 得失点差+2
 8 UAE     4試合 勝ち点 7 得失点差+10
   中国      4試合 勝ち点 5 得失点差+2

 

シリア、つまり日本のグループはたとえ日本が2位になっても予選通過は堅く、逆に中国は2位になってもまだ奇跡が必要な状況です。レバノンはほぼ予選通過が決まっている韓国との対決次第、イラクもタイに負けてしまうと赤信号が点滅しそうです。

さて次の試合は来年3月。それぞれの運命は果たしてどのような結果になるのでしょうか?

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