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名古屋の小倉監督就任に見る、Jクラブ首脳の戦術意識に対する欠如

昨晩はとあるイベントの準備で忙しく試合は見られなかったのですが、最近起こったこのニュースについて一言書いておこうかと。

名古屋新監督に小倉氏、GM兼任で42歳“全権監督”就任へ!

どうもザックに断われたから小倉さんの抜擢という形になったみたいですが、正直ピクシーや西野監督のように、とりあえずビッグネームに声をかけておけば安心という意識が見えるようでげんなりしますね・・・

一応、名古屋番のライターの方が好意的な意見を述べておられますが、今のサッカーにおける監督業は、個人的な指導力だけでは全然足りないというのが半ば常識化しています。

クロップやアギーレ、ザックもそうでしたが、一流と言われる監督の多くが、戦術担当の名参謀を抱えています。ドイツ代表監督時代のクリンスマンが、現監督のヨアヒム・レーヴの戦術知識に感銘を受けて参謀への参加を請うたのは有名です。

もし名古屋が小倉監督を据えるのであれば、戦術面を担当するコーチを置くべきだと思うのですが・・・実際にかつてのピクシーはジュロブスキーがそういう役割を果たしていましたからね。まあ、その後にとても戦術面で明るいとは言えない西野監督を取ったことを考えると、クラブ首脳が戦術の重要性を認識していたとはとても思えませんがね(苦笑)。カイゼンと戦術は全く別物ですよ。

Jクラブの社長自ら、戦術オタクとしてマスコミに持論を述べるような人が増えてくれればばあと夢想したりするのですが(2トップ大好きベルルスコーニはアレですけど(笑))、日本にそういう時代が来るのはまだ当面先のようですなあ。

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