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ツール・ド・フランス2015 第6・7ステージ

私事ですが、もう5年ばかし使っていたブルーレイディスク・レコーダーをとうとう買い替えました。

まだ使えるものは使い続けるのが自分のポリシーではあるのですが、そろそろリモコンがおしゃかになりかけていて、以前から立ち上がりの遅さやシングルチューナー・シングルタスクの使い勝手にげんなりしていて、さらに追い打ちでVolcano flowというネットワーク映像配信機器が壊れてスイッチが入ってしまいました。

Volcano flowについては既に生産中止、その代替機器はあるのですが値段が2万円台とそれだけのために買うには非常に高価で、その他の手段をいろいろ調べましたが結局ブルーレイディスクレコーダーの機能を使ってスマホやタブレットで見るのが一番手っ取り早いと観念しました。本当はPCに転送したかったのですが、自社製PCでないと見られないという訳の分からない囲い込みのおかげで断念せざるを得ませんでした。

どうして、日本のメーカーはそこでオープンソースなどで共通規格を作って市場を握ろうとせず、縮小スパイラルのドツボにはまるだけの囲い込みを選択するんでしょうか。だから日本は電気・電子機器の市場で失敗してしまったんですよ。

という愚痴はさておき、まだ旧機器で見たツールの第6と第7ステージ。両方共に今大会では数少ないピュアスプリンター向けのステージ、しかもそれまでのステージで有力選手の落車・リタイアが相次いだおかげでゴール前までは比較的ペースが遅めで穏やかな流れになりました。

しかし両ステージの結果は対照的で、第6ステージではゴール前1kmを切ったところで、何とトニ・マルティンが前の選手に前輪が接触してしまって転倒、鎖骨を開放骨折してしまう重症で、カンチェラーラに続いてマイヨ・ジョーヌの選手が落車リタイアしてしまうという呪われたような結果になってしまいました。

そのアクシデントで集団が混乱している隙にスティバルがアタック、大本命視されたいたペーター・サガンは他の全選手のマークを受けてスティバルを追いかける事ができず、スティバルはそのまま逃げ切り。サガンは勝利を諦めて集団の中で先頭になる事を洗濯して2位に終わりました。

そして翌日の第7ステージは今度こそ大きな落車や混乱は無く、ピュアスプリンターがゴール前で揃い踏み、これまでは早めの仕掛けで失速するパターンが多かったカヴェンディッシュが、今度はグライペルの後ろにきっちり着いて、ゴール前でスルッと差しきる絶妙の仕掛けで勝利を飾りました。これでやっと役者が揃ったという感じですね。

さて今日の第8ステージは、第3ステージにあったユイの壁の再来のように、最大勾配15%の坂が待ち受ける「ミュール・ド・ブルターニュ」がゴール。ホアキン・ロドリゲスやバルベルデといったパンチャーはもちろん、総合争いをする選手の中でも優劣が付くであろう注目のステージ。当然、新しいレコーダーで楽しみたいと思います。

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