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ツール・ド・フランス2015 第3ステージ

なんかJSPORTSでの放送が始まった後に、Twitterで弱虫ペダルがどうこうという発言があったので「?」と思ったのですが、どうやら作者さんがゲストに入っておられたみたいですね。うちの家族も弱虫ペダルの舞台を見たりなんかしてますけど、その影響でツール・ド・フランスを見ている人もいるんでしょうか。

さて、この日のステージで最大の見どころは、何と言ってもフレッシュ・ワロンヌのゴールシーンでもおなじみ、最大勾配26%の「ユイの壁」。

それまでは4級山岳の丘なので、そんなにベッタリとレースを見る必要はないかなと思って女子ワールドカップの決勝戦を見ていたりしたのですが、ふとこちらを付けてみると何やらレースが止まってしまっている・・・どうやら、残り58kmの地点で高速集団による大落車が発生し、ドクターが全て治療に当たっているため続行が危険になり、いったんレースがニュートラルになったようでした。

落車した選手の中には、マイヨ・ジョーヌを着ていたカンチェラーラや、タイムトライアリストのドゥムランが含まれていましたがどちらも怪我によってリタイア。ここ数年のツール・ド・フランスは序盤の平坦ステージで波乱が起きることが多く、パヴェの第4ステージが今年は焦点になっていましたが、その前のステージで既に有力選手のリタイアが出てしまうとは絶句です。

そして今回は優勝候補が先頭集団に残った状態で迎えたラスト、ユイの壁は、残り400mで鋭く飛び出した激坂の帝王、ホアキン・ロドリゲスがグイグイと力強い登坂でゴールまで駆け上がって優勝。総合争いの選手の中では、フルームがホアキン・ロドリゲスに最後は4秒まで迫っての2位でゴールし、マイヨ・ジョーヌを早くも獲得。ニーバリ、キンタナはフルームに遅れること7秒でゴールしました。

ジロとのダブルツールを狙うコンタドールは、ライバルからは一歩遅れてホアキン・ロドリゲスから18秒差でのゴール。アルプスが待ち受けるレース後半にピーキングを持って来た上でのペースダウンなのか、ジロの疲労が取り切れていない状態なのかはまだ分かりませんが、コンタドールはフルームに比べるとステージレース期間を通じての波があるほうなので気になるところです。

さて今日の第4ステージはとうとうパリ・ルーベのパヴェ、石畳が待ち受けるコース。昨年はニーバリが総合争いのライバルに2分30秒という大差をつけて総合優勝に対する大きなアドバンテージをゲットしましたが、そのコースに比べると今年はやや難度がダウンしていて、昨年は雨だった天候も何とか持ちそうなので、今回はそれほどの大差は生じないと予測しますが果たしてどうでしょうか?

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