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ツール・ド・フランス2015 プロローグ

コパ・アメリカではチリがアルゼンチンをPK戦で下して優勝、女子W杯の3位決定戦はイングランドが勝利と、サッカー界では大きな動きが起きておりますが、昨日からはツール・ド・フランスも始まりました。

古くからここを見てくださっている方はご承知でしょうが、ツール・ド・フランスは毎年自分にとってのバカンスのようなもので、レースの開催期間中はサッカーの優先順位が下がってツール優先の更新になります。

もちろん、コパ・アメリカの決勝は見る予定ですし、女子W杯の決勝や代表関連試合についてのエントリーは書きますが、それ以外の場合は一時的に自転車ブログになってしまいますのでご容赦ください。

さて今年のツール・ド・フランス。昨年は、大本命のコンタドールとフルームがともにレース序盤でリタイアしたため、第三の男だったヴィンチェンツォ・ニーバリが優勝と少しあっけない幕切れになってしまいましたが、今年はそのコンタドール、フルーム、ニーバリに加えて昨年のジロ・デ・イタリア王者のキンタナまで参戦というスターが揃い踏みして楽しみなツールになりました。

オランダのユトレヒトで行われた第1ステージは、13.8kmの個人タイムトライアル。ステージ優勝争いは、カンチェラーラやトニ・マルティン、トム・ドゥムランといったタイムトライアルスペシャリスト、または総合争いをする選手の中でもTTが得意なフルームあたりが上位に来るかと思われましたが、勝ったのは伏兵オーストラリアのローハン・デニス。

レース前半にスタートした選手が比較的上位に来ていたので、おそらく風向きが影響したのでしょう。万全そうに見えたカンチェラーラが6秒もタイム差を付けられて3位に終わったのは少々意外でした。

そして総合争いの中ではトップから43秒差のニーバリが最も良いタイムで、そこからフルームは7秒差、コンタドールは15秒、キンタナは18秒差となっており、前年の優勝はフロックではない事をニーバリが強烈にアピールした格好です。

今年のツール序盤はクラシックレースリスペクトで、第3ステージにはフレッシュ・ワロンヌのユイの壁ゴール、第4ステージには昨年もフルームやコンタドールを地獄に突き落としたパリ・ルーベの石畳が待っており、見逃せないステージが続きますね!

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