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「オランダ戦は始まっているけれども、準決勝で当たる皮算用をしてみる」女子ワールドカップ2015 ベスト16 カナダ-スイス

女子W杯オランダ戦の開催時期をすっかり勘違いしていて、先週のうちに既に試合の展望は書いてしまったわけだが、さらに先走ってオーストラリアとのベスト8に勝った後に当たる可能性がある開催国カナダの試合について感想を(笑)。

カナダが対戦した相手は、日本がグループリーグで手を焼いた相手であるスイス。なので、日本とカナダの力関係を図る上ではちょうど良い指標なのではないかと思う。

試合の前半はスイスが攻勢。サイドの活発な押し上げを中心に積極的なプレスでカナダの攻撃を封じてペースを握る、カナダは日本が苦しめられたエースのバッハマンに対しては、DFとインサイドハーフで徹底的にサンドしてボールを受けさせず、スイスは前線でなかなか効果的なポイントを作れず徐々に勢いが落ちてしまう。

カナダのフォーメーションは4-3-3。対するスイスは4-4-2で、スイスの前線がきっちり封じられているのでカナダのアンカーに対してプレスをかける選手がおらず、そこを起点として長いボールでサイドに展開、スイスの守備を押し下げて中盤を支配すると、後半7分に右からのクロスをワンタッチで落としたボールに1トップのベランガーが反応、ファーサイドに蹴り込んでカナダが先制する。

しかしそこからはスイスも反撃に転じ、カナダよりも優位に立つフィジカルを活かしてパワーサッカーを展開、カナダゴールに迫るもののGKマクラウドが好セーブを連発、スイスの猛攻を最後まで耐え切って開催国のカナダがベスト8に進出した。

エントリーの最初に、準決勝で当たる可能性があると書いたのだが、正直なところこの試合を見る限りでは戦力でスイスより明らかに上だとは思えず、ベスト8で当たるイングランドにはよほどの運が無いと厳しいんじゃないかと思う。逆に言うと、もし日本が準決勝まで勝ち進んだ場合、イングランドよりはカナダが来てくれるようが可能性があるという話にもなるので(笑)、とりあえず次はカナダを応援しようかなと。

まあその前に、今日の試合でなでしこがオランダに勝たないとどうしようもないわけだけどね・・・先発はボランチに澤ではなくて宇津木、GKに山根じゃなくて海堀を起用したようだが、さてその采配が吉と出るか凶と出るか。

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