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「岡崎は先制アシストで久々に仕事、大迫はまた便利屋に逆戻り」ドイツ・ブンデスリーガ第33節 マインツ-ケルン

日本人選手3人が先発した試合という事で見てみたのだが、やはり両チームとも既に残留は決定し、もちろんヨーロッパリーグの可能性は消えているのであからさまな消化試合然とした内容、しかしホーム最終戦のマインツは一応頑張ってみましたという通りの結果であった。

特にケルンは、それまで成功していた大迫とウジャーの2トップから、再び以前のように大迫をトップ下にしてフィネとかいう見たことがない選手を1トップにし、いかにも選手を少しでも高く売るためにセールスをしてましたという感じで、大迫はオフサイドと判定されたゴールやGKとの1対1になった場面はあったが、ほとんどシュートに関与せずにひたすら組み立ての黒子役に終始、せっかくのチャンスもフィネやリーセが可能性の低いシュートをバカスカ打っては無駄にしていた。

長澤もポジション的には一応右ウイングではあったのだが、ケルンの攻撃が中央に偏ってほとんどサイドに出て来ることがなく、当然ながらSBとの絡みなど皆無。SHかインサイドハーフのように守備で忙殺され、攻撃面での貢献はほとんど出来ず。大方のブンデスリーガ下位のチームに言える事だが、ボランチはフィジカル優先で試合を組み立てられる選手がいないので、とにかく出足で上回って高い位置でボールを奪えないと単なる肉弾戦に成り下がってしまう。

その点、マインツはまだボランチにガイスがいるのでマシではあるのだが、ガイスにも移籍の噂が出ているので来期もやはり残留争いを強いられる事になるはず。とてもチームとしての上積みには期待できそうになく、岡崎にとってはこの夏がもう移籍するべきタイミングだろう。

その岡崎については、ケルンが引いていたのもあってDFラインの裏を狙うよりも左右に流れながら前線でのポスト役として体を張っていた。味方が比較的高い位置にいて、単純なロングボールでないならそこそこポストプレイをこなせるのも岡崎の美点で、昨シーズンから岡崎の獲得意思を見せているレスターがプレミアリーグに残留したが、もしそこに移籍しても出場機会さえもらえばそれなりにやれるのではないだろうか。

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