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「得点にも失点にも絡んだ原口だが、もっとたくさん絡んでも良いはず」ドイツ・ブンデスリーガ第31節 ヘルタ・ベルリン-ボルシアMG

原口と細貝が所属するヘルタ・ベルリンは、まだは勝ち点が34で残留プレーオフのチームとは勝ち点4の差に留まっていて安心はできないレベル。今節はホームに上位のボルシアMGを迎えたが、試合終了間際に決勝点を決められる悔しい展開で勝ち点を逃してしまった。

ヘルタは1トップのカルーとトップ下のシュトッカー以外は4-4のコンパクトなゾーンを作る得意の組織守備で、代表クラスが揃った強力なボルシアMGの攻撃陣に対抗するも、早速12分に自陣からのパスミスからあっさりゴールを破られてしまう。

しかしその直後に左サイドを抜けだした原口のクロスがカルーの頭にドンピシャで合うもののクロスバー、しかしそこに詰めたシュトッカーが押し込んで、原口にとってはアシスト未遂のちょっぴりもったいない同点ゴール。

ボルシアMGはヘルタがボールを持つと2列目がボランチに激しくプレッシャーをかけて縦パスを出させず、原口のサイドには常に右ウイングのヘアマンが高い位置で張っていて、対面のブラッテンハルトの対応もいまいち緩慢なので原口まで下がらざるを得ず、そこからは原口が攻撃に絡む回数がガクンと減ってしまった。

それでもヘルタはボルシアMGにボールを持たれながらも粘り強い守備で耐え忍び、何度か決定的ば形になりそうなカウンターの場面はあったのだが、ラストパスの精度を欠いてシュートまで行けず。原口がたまに絡むとチャンスの確率が上がりそうだったのだが、やはり守備に引っ張られているのでその回数があまりに少ない。

そして試合終了間際の後半40分に、トラオレが右サイドでボールを持ち、対面した原口が足を滑らせている間に中へとカットイン、そこからファーサイドへ巻き込むシュートを決められてしまう。この場面、原口のミスではあるが相手のシュートを褒めるべきで、ヘルタにとってはいろいろともったいない失点だった。

原口は監督から守備の特訓中とは言え、これだけ中盤から出て来るラストパスの精度が低いと、シュトッカーじゃなくて原口をトップ下に置いて高い位置で絡ませたほうが良いのではないかと思うのだが・・・残り3試合がドルトムント、フランクフルト、ホッフェンハイムという上位チームが並んでいるので、どこかで1勝を上げないとひょっとしてしまうかもしれないね。

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