旧閑ガゼッタ

「残留争いの嵐に飲み込まれたマインツと岡崎」ドイツ・ブンデスリーガ第31節 マインツ-HSV

録画じゃなくて生で見ると、たまにこういう箸にも棒にもかからない試合に巡りあってしまうもので、岡崎の活躍を期待していた身には何ともキツイ90分間だった。

マインツは一応EL圏内への可能性は残っているが、まだ1部残留が決定したわけでもない。が、残り4試合で自動降格圏とは勝ち点9の差があって、チーム的には緊張感が完全に切れてしまっているのか、残留争いまっただ中のHSVに対して内容的に圧倒される情けない姿を見せてしまった。

とにかく攻守の集散でマインツはHSVに完敗で、いつも通り1トップで先発した岡崎がいくら動き出そうとボールは出て来ず、たまに来たと思ったら2人にガッチリマークで挟まれた状態でアバウトなロングボールがヨーイドンしろと飛んで来るだけなのでマイボールに出来るはずも無し。

中盤でボールを持ってもHSVがきっちり守備に戻ってゾーンを固めている上に味方の動き出しも無く、結局パスコースが無くてバックパスをするのみ。それもHSVに寄せられながら後ろに返しているのでビルドアップどころじゃなくて工夫もなくただ蹴り返すだけ。

それでもHSVは降格圏にいるチームだけあってチャンスは沢山作っても決めきれず、前半の得点は37分にクロスを頭でクリアーしようとしたバウムガルトリンガーのボールが上手くゴール隅に飛び込んだオウンゴールのみ。

すると、後半になって少しやる気が出たマインツは、ようやく76分に右サイドでの崩しから最後はフリーになったマリが合わせて同点ゴールを決める。が、87分にCKからのこぼれ球を元セレッソのカチャルに流し込まれ再びHSVがリードすると、マインツは試合終了間際にブロシンスキが厳しい一発レッドを食らってしまって万事休す。

これで勝ったHSVは勝ち点31となり、ふがいないマインツのおかげで今節引き分けたハノーファーが勝ち点1差で自動降格圏に沈む事になってしまった。しかしまだまだ残留争いの行方は混沌としそうである。