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「もったいないサウサンプトン、もったいない吉田」イングランド・ブンデスリーガ第34節 サウサンプトン-トットナム・ホットスパー

一応、日が経つごとに少しずつ体調は良くなってるんだけど、まだ完調とは程遠い状況なので戦評も低空飛行中と言う事でご勘弁を。

放送枠が毎週5枠もあるのにビッグクラブ優先でなかなか吉田が先発しても見られないサウサンプトンの試合。先週は珍しく放送があったので機会を逃さず観戦。

相手スパーズの監督が、サウサンプトンで前任だったボチェッティーノでパスをつなぐサッカーをしているという事と、互いにフォーメーションが4-2-3-1のマッチアップという事で、局面での戦いが激しく繰り返されるエキサイティングな試合になった。

それでもボールの支配率でややスパーズが上回り、サウサンプトンが守備に回る機会は多かったのだが、ボールを奪われても全員が献身的に戻って4-4-2のゾーンを作り、パスコースを限定させる守備が機能してスパーズにチャンスを与えず、逆に相手のバックパスミスを拾ってサウサンプトンが先制。

しかし前半の終わりになると中盤の運動量が落ちてDFラインに吸収される時間帯が長くなり、43分に右サイドからカットインした選手に2人が同時に付いて行ってしまい、余裕たっぷりな状態からピンポイントクロスを出されて失点してしまう。

後半は逆にサウサンプトンが攻勢に出て、スティーブン・デイビスに2度の超決定機が訪れたものの決めきれず。それでも20分にペッレがクロスを完璧に捉えてサウサンプトンが再びリードをするも、25分にはまたも右サイドをフリーで持ち上がられ、吉田がオフサイドを取ろうか一瞬迷った隙にチャドリが抜け出し、反応が一歩遅れた吉田がスライディングするも届かずスパーズが同点。そして試合はそのままドローで終了。

チャンスの数はサウサンプトンのほうが明らかに上回っていただけに、少ないチャンスをスパーズに決められたのは何とももったいなかった。結局、7位サウサンプトンは勝ち点で6位のスパーズを上回れずEL出場権には入れず。争いは残り4試合に持ち越される事になった。

吉田については、2失点目に絡んで印象的には良くなかったが、どちらかと言うと完全に穴となっていた右サイドを放置していたチーム全体の問題であり、それ以外では良い読みやカットもあってそれほど非難されるような出来ではなかった。地味ながらも着実に経験を加えているように思う。

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