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「チームは敗戦だけど吉田自身は勝利した?」イングランド・プレミアリーグ第26節 サウサンプトン-リバプール

チャンピオンズリーグ出場権争いを演じているリバプールに対して、ホームで0-2の痛い敗戦を喫してしまったサウサンプトン。

アルデルヴァイレルトの怪我でせっかく本職のCBで先発したのに、吉田は何とも持ってないなと思いながら試合を見てみたのだが、サポーターの評判は良かったしスカイスポーツで採点7を叩き出したのが納得できるぐらいに吉田の出来は良かったので多少は慰められた。

サウサンプトンが負けた理由は、とにかく審判の判定に恵まれなかった事に尽きる。試合開始すぐに左サイドを突破したジュリチッチをツァンがPA内で完全に倒したもののPKは取ってもらえず、その後すぐにコウチーニョにゴラッソなゴールを決められると、その直後にまたもジュリチッチがDF2人に倒された場面もPK無し。おまけに前半終了間際のセットプレイでハンドに見えた場面も笛が吹かれないという、アジアもビックリなレベルのジャッジだった。

もう1つの理由はサウサンプトンの攻撃自体が研究され始めた事だろう。サウサンプトンの攻撃はまず1トップのペッレにボールを当てて、そこからマネが切り込むかサイドに展開してエリアやクラインが突破してクロスという形が多いのだが、この試合はトップ下のマネが遅刻(?)のせいで途中出場となって4-3-3の形だった上に、ペッレがリバプールDFの厳しいマークに遭ってボールが受けられず、バイタルエリアを使った攻撃がほとんど見られなかった。

その上、サウサンプトンは比較的簡単にサイドまではボールを運べたのに、クロスの精度、特にエリアのクロスがさっぱり中と合わず、リバプールを押しこみはしたが前半はシュート5本となかなか決定的なシーンは作れず、逆に後半の28分に復帰初戦のサウサンプトンSBターゲットが痛恨のクリアミス、それをスターリングが決めて0-2。その後もサウサンプトンは攻勢を続けるものの決定力に欠いて敗戦。2試合連続無得点でCL圏内から脱落してしまった。

吉田は決定的なピンチでのタックルや、パスカットして猛然と攻め上がる場面(その後にキョドってバランス崩したけど(笑))もあり、守備ではほぼミス無しの文句のない出来。思い切りの良い縦パスも何度か通し、贔屓目を抜きにしてもフォンテよりも存在感は高かったように思う。次節はサブの予想みたいだが、なんとかこのまま先発で起用してもらいたいところだ。

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