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「アフロを封じてアフロから点を奪え!」アジアカップ準々決勝 UAE戦展望

アジアカップもいよいよ決勝トーナメントに入り、今日は日本対UAE戦が行われます。UAEについての情報は先日のグループリーグイラン戦で十分書きましたが縁起物なので改めて。

「UAEの要注意人物は中村俊輔+香川真司+ダビド・ルイス」アジアカップ グループC イラン-UAE

やはりUAE戦最大のポイントは、アジア最高レベルのテクニシャンであるアフロ頭のアブドゥルラフマンをどう抑えるかに尽きるでしょう。その辺は当然日本の選手も把握済みで、長谷部のコメントが全てを物語っています。

UAEの得点パターンは、アフロが高い位置で前を向いてボールを持ち、周りの選手の飛び出しにスルーパスや浮き球を合わせてくる形しかありません。しかし悲しいことにUAEのマイボール時にアフロが高い位置に居てもそこまでパスが通らないので、アフロはしょっちゅうボランチの位置まで下がって自分で展開パスを出してます。つまり、その下がった位置に居るような時間を日本は増やしたいわけですね。

そしてアフロの癖は、それだけ自信があるのでしょうが足元のフェイントで対人に勝とうとするところで、PAの近くでそれをやられるとPKやファールが怖いですが、ゴールから遠い位置だと2人でサンドイッチしてボールを奪ってしまえば一気にカウンターのチャンスにつながります。1対1で飛び込むのではなく、中盤や前線でしっかり挟んで自由にプレイさせない事が肝心です。

あと警戒すべき点は、マフブートのスピードとハリルの縦へのドリブルぐらいでしょうか。マフブートの飛び出しにはDFラインがしっかり押し上げて牽制し、ハリルは長友が普通に対処すれば大丈夫ですし、それもアフロが高い位置にいてナンボの攻撃なので単独ではそれほど恐れることはありません。

もう1つのポイントは運動量。言うまでもなく日本は中2日という厳しいスケジュールで疲労が溜まっているでしょうし、UAEは休みが1日多いとは言えイラン相手にベストメンバーの試合をしています。UAEの守備は全員が自陣に戻ってスペースを埋めるタイプの守備なので、なるべく日本はパスを走らせて相手を動かし、後半に足を止めたところでカウンターからトドメを刺したいところです。

日本の先発はここまで来たら変えることは無いでしょうが、インテンシティを保てない選手が多く出て来るとさすがに厳しいです。そのためにもセットプレイなどから早く先制点を奪ってペースを落とし、選手交代で守備を活性化しつつ乗り切りたいです。しかしそう考えるとますます今野の離脱は痛いですねえ・・・本当に今大会中に戻って来れるんでしょうか。

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