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「八百長疑惑についてアギーレ監督への告発受理!」イラク戦展望もあります

本来であれば、今日の午後6時から行われるイラク戦の展望を書くつもりだったのですが、それよりも八百長疑惑に関してアギーレ監督への告発が受理されたという事で、またぞろマスコミが喜んで騒ぎ出していますね。

特にアギーレ解任の急先鋒であるスポニチについては、もう解任は”決定的”で後任は日本人が有力と全速力でぶっ飛ばしています。日本人監督はJリーグ優勝経験者で、外国人はストイコビッチという名前が出ているあたりが、いかにも某言っちゃったねの人が挙げそうな候補ですよね(笑)。しかし「ちょう落したイメージをV字回復」って、もし日本がアジアカップで優勝しても凋落しちゃうんでしょうかね?

現時点で、アギーレ監督に向けられた疑惑というのは、「自分のチームの会長から個人口座に振込があった」という事実だけで、アギーレが直接八百長に関わった証拠にはなり得ていません。負けたほうの監督ならグレーですが、これだけでは未必の故意があった可能性があるというだけで、まだ痴漢冤罪と何ら変わらないレベルだと言えましょう。スポニチの記者には、貴方ならやってもいない痴漢の疑いをかけられて会社から解雇されても良いのですかと聞きたいですね。

そしてこの記事内にははっきりと「日本協会の技術委員会も刷新されることが決定的で」と書いているあたり、やはり協会内に権力闘争が発生している事が伺えます。今日のイラク戦の試合結果次第で告発受理のニュースなんか軽く吹っ飛ぶはずなので、何故この試合前のタイミングで「マスコミが騒ぐから」と緊急記者会見をして「重く受け止める」と会長がわざわざ頭を下げる事になったのか、おそらく”協会内部”から強い突き上げがあったのではないかと邪推します。

もっと言えば、この会見をさせる事で逆にマスコミを焚き付け、それを代表チームの動揺につなげて代表の早期敗退、アギーレの成績による解任を狙っているんじゃないかと疑いたくもなります。日本にとって大事なアジアカップという公式大会で、代表が結果を出すことよりも足を引っ張って監督解任で大騒ぎするマスコミ、それを容認する協会の一部は本当にクズとしか言いようがありませんよね。

まあ、こういう事がある度にかえって私はアギーレ監督を応援したくなるわけですが(笑)、イラク戦ではこの逆境をバネに是非とも快勝という結果で周囲を黙らせてもらいたいものです。

さて後回しになってしまいましたがイラク戦。おそらくイラクは4-2-3-1のフォーメーションで来ることが予想され、その場合は日本の4-3-3の中盤に対し、ボランチとトップ下が完全にマッチアップする事になります。イラク側としては、日本のキーとなる中盤をマンマークで抑え、1トップのマフムードにボールを集めつつタリク、アブドゥル=サハラの両ウイングで日本のサイドをカウンターで突く形を狙って来るでしょう。

逆に日本は、マイボール時に長谷部が下がる事でCBの2人がフリーになる事が予想されます。そこからマンマークされた中盤に預けてしまうとカウンターを食らう危険があるので、CBが攻め上がって相手を引きつけた上で、SBや前線の3人に対してどう縦のボールを入れていくか、そこから中盤がどうフォローして行くかがポイントになると思われます。とにかくまずは先に失点しない事を念頭に、慎重な試合運びが求められるでしょう。その意味で鍵になるのはセットプレイ。初戦で不発だった本田の一発に期待したいです。

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