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「縁起物なのでここは一つ我慢をば・・・」アジアカップ パレスチナ戦展望

さて今日は日本代表のアジアカップ初戦、パレスチナ戦が行われます。

大会の展望は以前にも書いたし、パレスチナ代表に関する情報なんか何も無いので、この試合について特別何かを付け足すことはないのですが、まあ展望はある意味縁起物でもあるので書いてみます。

当然パレスチナはがっちり引いて守ってくるでしょうから、アギーレも指導していたようにどれだけ早いタイミングでサイドの高い位置へ展開し、相手の守備陣形が整う前にクロスを入れるか、サイドの1対1で崩してCBを誘い出して中にスペースを作るかがまずポイントになるでしょう。

高いサイドで基点を作れば、たとえ得点にならなくてもCKやセットプレイのチャンスを取れますし、現地は雨という予報なのでリフレクションからミドルシュートを狙うことも有効だと思います。早い時間に先制点を奪ってしまえば、相手も前に出て来るので試合運びは楽になるはずです。

逆に、4年前の初戦でも非常に苦しんだように先制点を相手に与えることだけは避けなければいけません。カウンターを狙う相手の前線を早めに潰し、ボールの出どころに前線がプレッシャーをかけて縦へのボールを防ぐ事。たとえファールを与えたとしても自陣からなるべく遠い位置でセットプレイのチャンスを与えない事が重要になるでしょう。

その意味で日本のキーマンとなるのは2人のインサイドハーフ。おそらく香川と遠藤という組み合わせになるでしょうが、彼らがSBや両ウイングとポジションチェンジしたり、逆サイドへとサイドチェンジするなどチャンスメイクの要になる必要があります。そして守備でもアンカーの両側のスペースという狙われやすいポイントをサポートするのもインサイドハーフの役割です。

ブラジルW杯のように彼らがショートパスサッカーに囚われてフリーダムなポジショニングをするようではアギーレジャパンの将来は暗くなります。きっちりと監督が意図するチーム戦術、攻撃パターンを表現できるか。相手がどうこうよりも自分たちの出来に注目したいです。

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